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大麦若葉
健康茶と期待される効果効能紹介

ビタミン・ミネラル・抗酸化物質ほか幅広い成分を含む健康食材

青汁などの原料として知られる大麦若葉(大麦の若い芽)はSOD様酵素などの抗酸化物質をはじめビタミン・ミネラル・アミノ酸・食物繊維など幅広い栄養成分を含む健康食材です。毎日の栄養補給源として疲労回復や貧血・血行不良の改善、ストレス緩和、免疫力向上、生活習慣病予防、美肌作りや紫外線ケアなど様々な効果が期待されていますし、抹茶のような風味で飲みやすいこともあり老若男女問わず様々な方に親しまれています。

画像:大麦若葉(オオムギワカバ)

 

大麦若葉(オオムギワカバ)について

植物紹介:大麦若葉(オオムギワカバ)

青汁・緑汁の原材料の1つとしても知られている大麦若葉。一説では青汁の原材料の50%以上を占めていると言われるほどの存在です。大麦若葉と表記されると麦茶やビールの原料とは別種の植物のように感じますが、大麦若葉という呼び名は稲穂を付ける前・20~30cm程度に生育した状態で摘み取った「大麦の若い葉」を略したものです。ちなみに緑黄色野菜の一つに大麦若葉を数えることもあるようですが、そのまま野菜感覚で食べることはありませんし葉の状態で販売されることもほとんどありません。

大麦自体は新石器時代(約1万年前)には既に栽培が行われていたほど歴史が古くい穀物です。メソポタミア文明やエジプト文明では大麦粉や麦芽を使ってパンやビールの製造も行われており、食基盤を支える存在であったと考えられています。日本にも小麦よりも早い3世紀頃には伝来していたと考えられていますし、奈良時代には全国で栽培も行われていました。平安時代ころからは麦茶などを飲む習慣もあったことが認められています。
⇒麦茶についてはこちら

ただし古い時代から近世に至るまで大麦は穀物としての利用もしくは種子を発芽させた麦芽を加工することが目的であり、若葉状態のもの摘み取って食すことはほとんど無かったでしょう。穂を付ける前の若葉に大麦(種子)には含まれていない成分があり、非常に栄養価の高い存在であると分かったのは近年になってからのことです。
大麦若葉が注目を浴びたきっかけと言えるのが「不味い、もう一杯!」のCMなどで健康飲料としてケールを主体とした“青汁”の知名度は高まっていたものの、その風味から苦手意識を持つ方が多かったということ。そこでケールよりも栄養価という点では若干劣るものの、緑茶や抹茶などに近い飲みやすい風味を持つ大麦若葉を使った「美味しい青汁」が開発・発売されます。
健康飲料として注目されていた青汁の原料として利用されていたことで、大麦若葉が現代人に不足しがちな栄養素を補えるだけではなく、抗酸化作用を持つSOD様酵素が含まれることから活習慣病予防などの健康維持・肌(外見)の若々しさ維持などにも役立つ食材として広く認知されるようになったと考えられます。

大麦若葉茶は便宜上“茶”と呼んでいますが、粉末化した大麦若葉を水で溶いたもののことを指します。煎じたり熱湯を注いで蒸らすなど通常の“お茶”のような浸出は行いませんので、厳密にはお茶というよりも青汁の一種と言ったほうが良い存在かもしれません。しかし抹茶などの粉茶が海外からも注目を集めているように、大麦若葉茶も粉末化したものを丸ごと利用することで栄養成分を余すところ無く摂取できるというメリットがあります。
最近はスムージーに加えたり、パンやクッキーなどに抹茶粉感覚で利用する・ヨモギの代わりに草餅などを作るなど大麦若葉粉を活用する方も増えているようです。

基本データ

通称
大麦若葉(オオムギワカバ)
別名
Barley Grass、年越草(トシコシグサ)、太麦(フトムギ)
学名
Hordeum vulgare
科名/種類
イネ科オオムギ属/一年草
花言葉
思い出、裕福
誕生花
2月28日、5月17日
使用部位
若葉(粉末)
代表成分
葉緑素(クロロフィル)、SOD酵素、β-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、カリウム、鉄分、亜鉛、食物繊維など
代表効果
疲労回復、造血、血行促進、緩下、利尿、骨強化、鎮静、抗ストレス、抗酸化、血液浄化、血圧降下、抗コレステロール、免疫力向上、消臭
こんな時に
疲労・倦怠感、貧血、血行不良、冷え性、便秘、むくみ、骨粗鬆症予防、精神安定、ストレス緩和、妊娠中・妊活中の栄養補給、眼精疲労、ドライアイ、生活習慣病予防(高血圧、動脈硬化、糖尿病など)、体臭・口臭、免疫機能の正常化、風邪予防、肌荒れ、シミ予防、美白
おすすめ利用法
食用、粉末を溶いてお茶として
ハーブティーの味
やや青臭さ・苦味があるが、抹茶に近くクセは少ない
カフェインの有無
微量のカフェインを含む

大麦若葉(オオムギワカバ)の栄養・成分・期待できる効果

大麦若葉茶(青汁)

栄養補給・健康維持に

疲労回復に

大麦若葉はビタミン、ミネラル、アミノ酸、食物繊維などを豊富に含んでおり、栄養補給源として非常に優れた食材として評価されています。偏りがちな栄養成分のバランスを整えるだけではなく、夏バテなどによって食欲がない時の栄養補給源としても役立ってくれるでしょう。ビタミンやミネラル不足で起こる疲労感や倦怠感の緩和にも効果が期待できます。

代謝を助ける働きのあるビタミンB群やマグネシウムなどのミネラルも豊富ですので、乳酸などの代謝を促進することで疲労回復にも役立ちます。また大麦若葉に含まれているオクタコサノール(オクタコシルアルコール)という飽和一価アルコールには糖の一時保存であるグリコーゲンからのエネルギー転換をサポートする働きがあり、スタミナ・持久力の向上に役立つとされています。


貧血予防・冷え性の改善に

鉄分や亜鉛などの造血に関わるミネラル、赤血球の合成をサポートする葉酸などが大麦若葉には豊富に含まれています。また植物性鉄分(非ヘム鉄)の吸収を高める働きのあるビタミンも含まれていますし、葉を粉末化したものを溶いて飲む形のため茶葉に鉄分が残ってしまうこともありません。そのため効率的に貧血の予防や改善をサポートしてくれる存在と言えるでしょう。

また補酵素としてタンパク質合成や代謝促進に役立つ亜鉛やマグネシウムなどの働きによって代謝向上効果が期待できます。そのほかマグネシウムには血液やリンパ液の循環をサポートする働きもあり、ビタミンCなどの抗酸化物質による血液サラサラ効果と合わせて血液循環を整えてくれるでしょう。
造血・代謝・血流をサポートする成分が含まれていますので冷え性の改善にも効果が期待できますし、血行不良による肩こり・腰痛・関節痛などの緩和にも大麦若葉は有効と考えられています。


便秘・むくみの緩和に

大麦若葉はキャベツの約10倍とも言われるほど食物繊維を豊富に含んでいます。含有食物繊維の大半を占める不溶性食物繊維の働きによって便の量を増やし腸の蠕動運動を促進する働きが期待できますし、血行が良くなることからも腸の機能向上が期待できます。また大麦若葉の緑色の色素成分「葉緑素(クロロフィル)」は食物繊維の1/5000と分子構造が小さいため小腸の絨毛の奥に溜まった老廃物・有害物質を絡めとることで便通改善・腸内環境改善に役立つとされています。

ナトリウム排出を促すことで余分な水分を排出させる働きのあるカリウム、血液・リンパ循環を整えたりカリウムの働きをサポートするマグネシウムも含まれていますから、むくみの改善にも役立ってくれるでしょう。便通改善と合わせてデトックス効果も期待できます。


骨や歯の維持に

大麦若葉はカルシウムが豊富で、カルシウムがしっかりと骨に定着するようサポートしてくれるビタミンKも同時に摂取することが出来ます。またビタミンCもコラーゲンの生成を促す働きがあることから美肌作りのイメージが強いかもしれませんが、コラーゲンは肌だけではなく骨の主成分でもあります。

コラーゲンの上にカルシウムが沈着することで骨は形成されており、加齢に伴ってコラーゲン量が減少することでカルシウムを保持できなくなるのも骨粗鬆症の原因の1つと考えられています。このため大麦若葉は歯や骨の密度を高めて丈夫にする働きあると考えられており、育ち盛りのお子様の成長サポートから中高年者の骨粗鬆症予防まで、幅広い年代の骨・歯の健康維持に効果が期待されています。


精神安定・ストレス対策に

カルシウムやマグネシウムの不足はイライラ、不安、集中力や記憶力の低下、うつ状態などの精神的不調・神経障害などを引き起こす原因となります。大麦若葉はカルシウムやマグネシウムなどのミネラル不足を緩和し、ストレスを緩和する際に利用されるビタミンCの補給言としても役立ちますし、オクタコサノールにもストレスに対する耐候性が認められています。これらの様々な相乗して働くことでストレス耐性アップや精神安定に役立つと考えられています。

そのほかに2014年の日本薬学会では大麦若葉エキスに抗ストレス作用がある可能性が示唆されていますし、国際心理生理学会議では大麦若葉の香りに副交感神経の活性化作用が見られたことなども報告されています。まだ確認・解明されていない部分も多くありますが、大麦若葉はビタミンやミネラル補給以外の点からもストレス緩和をサポートする働きが期待されています。


妊娠中の栄養補給源として

大麦若葉には胎児の細胞分裂に必要とされる葉酸や亜鉛、胎児の骨や歯を作るために必要なカルシウム、妊婦貧血(鉄欠乏性貧血)を防ぐのに必要な鉄分など、妊娠中に意識的に摂取したい栄養素を豊富に含んでいます。また妊娠中に起こりやすい便秘・むくみの緩和に役立つ食物繊維やカリウムなども含んでいるため、母子の健康を維持する食材としても注目されています。妊活として体作りのために取り入れる方も多いようです。

ただし大麦若葉もしくは大麦若葉を主体とした青汁商品は若干のカフェインを含むものなどもありますから、妊娠中に栄養補給として取り入れる場合はマタニティ用として販売されているものを購入するか、メーカー等に問い合わせた上で購入するようにしてください。


眼精疲労の予防に

緑黄色野菜の一つとも言われる大麦若葉はβ-カロテンを豊富に含んでいます。β-カロテンはビタミンAの前駆体(プロビタミンA)であり、体内でビタミンAに変換されることで目の網膜上にあり光を感知する“ロドプシン”の生成を促してくれます。ロドプシンの合成がスムーズに行われることで、眼精疲労や夜盲症予防に役立つと考えられています。

またビタミンAはロドプシン合成のほか、目などの粘膜を保護している“ムチン”との合成にも欠かせない成分です。そのほか視神経の強化や粘膜保持などに関わるビタミンB群、目の参加を防ぐことで疲労や眼病を予防する抗酸化物質も含まれていますので、目の疲れ・ドライアイの緩和にも役立ってくれるでしょう。

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優れた抗酸化作用による働き

細胞の健康維持

活性酸素の発生源はストレスや紫外線・喫煙から食品添加物や電磁波・大気汚染など様々なことが挙げられていますが、本来活性酸素はそういった要因から私達の体を守るために必要な物質です。体内では活性酸素を抑制する働きのあるSOD酵素(Super Oxide Dismutase=活性酸素除去酵素)も作られられており、活性酸素の有害な面を抑制することでバランスを取り合って作用しています。

しかし加齢に伴ってSOD酵素の合成が減少すると活性酸素が細胞を酸化させることで細胞劣化・死滅を引き起こし、老化現象として表れます。また現代社会では活性酸素の発生源が多く年齢に関わらず活性酸素過多状態となっています。そのため大麦若葉などに含まれているSOD酵素と似た抗酸化作用を持つ成分=SOD様酵素を外側から補給し、細胞やDNAを活性酸素から守ることで体内のあらゆる細胞を守ることが健康維持に役立つと考えられています。


生活習慣病予防

血管内壁に悪玉コレステロールが付着することで血管壁の肥厚化・硬化を引き起こします。大麦若葉に含まれるSOD様酵素やフラボノイドの一種「GIV(グルコシルイソビテキシン)」などの抗酸化物質はは活性酸素を抑制し、活性酸素と脂質が結びついて出来る中性脂肪・悪玉コレステロールなどの増加を防ぐ働きがあります。加えて大麦若葉にはコレステロールの吸収を阻害する働きを持つ食物繊維やオクタコサノールなども含まれていますので、相乗してスムーズな血液循環をサポートし動脈硬化や心筋梗塞・脳梗塞などの予防に役立つと考えられています。

SOD様成分は血圧上昇抑制作用があると考えられていますし、大麦若葉には血圧を上げる原因となるナトリウムの排出を促すカリウムも豊富に含まれていますので、高血圧予防・改善にも効果が期待できるでしょう。そのほかSOD様酵素には血糖値上昇抑制硬化なども報告されており、糖尿病予防や治療に対しての効果も期待されています。


免疫力向上・アレルギー緩和

大麦若葉は体内でビタミンAに変換され粘膜を強化することでウィルスの侵入を防ぐ働きが期待できるβ-カロテン、殺菌作用を持つ葉緑素、皮膚や血管の強化に役立ち抵抗力を高める・白血球の機能を強化するビタミンCなど免疫力を高める働きのある成分を幅広く含んでいます。またSOD様酵素などの抗酸化作用も活性酸素による免疫機能の乱れを改善する働きがあると考えられていますから、相乗効果も期待できるでしょう。

免疫機能が整うことに加え、抗酸化作用による血液サラサラ効果、葉緑素などの働きによる毒素排出促進、腸内フローラの改善など様々な働きから、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状の緩和にも効果が期待されています。抗炎症作用があるとする説もありますが、体質によっては大麦若葉自体がアレルゲンとなってしまう場合も有りますので、取り入れる場合は体調を確認しつつ少量ずつ飲むようにしてください。


体臭・口臭予防に

体臭の原因の一つに毛穴から分泌された皮脂の酸化が考えられます。加齢臭も皮膚の常在菌や過酸化脂質によって生成される「ノネナール」などいくつかの原因物質が発表されていますが、いずれも“酸化”を防ぐことで軽減出来ると考えられています。加えて葉緑素(クロロフィル)にも老廃物排泄促進などによる消臭効果や殺菌効果などがあるとされていますから、抗酸化物質と葉緑素を含む大麦若葉も体臭や口臭などの改善効果が期待されています。


美肌・スタイルのサポートに

スタイルキープに

大麦若葉には代謝を助けるビタミンB群やマグネシウム・亜鉛などのミネラル、筋肉量アップや脂肪燃焼に役立つアミノ酸などが含まれています。ダイエットを考えた運動や食事などと組み合わせて摂取することでダイエット効果をおり高めてくれる働きが期待できます。

またダイエット中は通常時以上に栄養バランスが偏りやすいと言われています。大麦若葉には不足しがちなミネラル・食物繊維・葉緑素・カリウムなどが含まれていますから、ダイエット中に起こりやすい貧血や便秘・むくみなどを予防して健康的なダイエットをサポートしてくれるでしょう。食物繊維量が多いので空腹感の軽減や満腹感の維持など、食べ過ぎ防止にも役立ってくれます。


肌の老化予防

活性酸素は肌細胞を劣化させてシワやたるみなどを引き起こしますし、ターンオーバーが乱れることで角質化やゴワつきの原因ともなります。SOD様酵素やフラボノイドなどの抗酸化成分を豊富に含み、抗酸化・美肌に相乗効果を発揮するとされるビタミンACE(※ビタミンAはβ-カロテン)をまとめて摂取できる存在でもある大麦若葉は肌など外見のアンチエイジングに対しても高い効果が期待されています。

抗酸化成分による活性酸素抑制だけではなく、メラニン色素生成阻害作用のあるビタミンCを豊富に含んでいますから「飲む紫外線ケア」としてシミ等が気になる場合にも役立ってくれるでしょう。


肌荒れ予防・美白に

抗酸化(アンチエイジング)という点以外にも、大麦若葉には肌の原料となるアミノ酸やタンパク質合成を助ける亜鉛・コラーゲン生成を促すビタミンC・過酸化脂質の分解を行うビタミンB2など綺麗な肌を維持するために必要な栄養成分が幅広く含まれています。葉緑素による殺菌・デトックス効果や便通改善効果などと合わせてニキビ・肌荒れの予防にも効果が期待できますし、血液循環がよくなることでくすみ改善による肌の透明感アップ・ターンオーバー促進などにも役立ってくれるでしょう。

大麦若葉は幅広い成分を含むため、多方面から美肌にアプローチを掛けてくれる存在であると考えられています。またビタミンB2や亜鉛などには皮膚・髪・爪などの合成をサポートする働きもありますし、亜鉛は抜け毛予防効果が期待されている成分でも有ります。肌だけではなく髪や爪などもツヤのある健やかな状態へ導いてくれるでしょう。

大麦若葉の注意事項

  • グルテンを若干含みます。イネ科植物やグルテンにアレルギーのある方は注意が必要です。
  • 医薬品を服用中の方、妊娠中・授乳中の方は使用を控えるか医師に相談するようにすると安心です。

健康茶

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投稿日:2016年8月16日
更新日:
制作:ボタニカル♪ラブ

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