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カレンデュラ/マリーゴールド

「皮膚のガードマン」とも呼ばれる皮膚・粘膜への有用性

ポットマリーゴールドとも呼ばれるカレンデュラはヨーロッパで古くから用いられてきたハーブの1つで「皮膚のガードマン」とも呼ばるほど皮膚のケア(外用)にも優れた効能を持っています。粘膜保護や目機能の維持、感染症予防、女性特有の不調など内・外両方において幅広く活用できます。

画像:カレンデュラ(マリーゴールド)

 

カレンデュラ(マリーゴールド)について

基本データ

通称
カレンデュラ(Calendula)
学名
Calendula officinalis
別名
金盞花(キンセンカ)、唐金盞花(トウキンセンカ)、マリーゴールド、ポットマリーゴールド、ホーリーゴールド、長春花
花言葉
慈愛、悲嘆、静かな思い、別れの悲しみ
誕生花
2月8・9日、3月26日(橙)、1月12日(黄)・20日
科名/種類
キク科キンセンカ属/1年草
使用部位
花弁
代表効果
抗ウィルス、抗菌、抗炎症、通経、発汗、利尿、皮膚・粘膜の保護、収れん、抗酸化、血行促進
こんな時に
胃炎、食道炎、軽度の胃潰瘍、口内炎、風邪・インフルエンザ予防、PMS(生理前症候群)、生理痛、更年期障害、眼精疲労、ドライアイ、冷え性、むくみ
おすすめ利用法
ハーブティー、ハーバルバス、ハーブチンキ、浸出油、湿布、スチーム吸引、手作り化粧品、料理用ハーブ
ハーブティーの味
味も香りも弱い、さっぱりとして飲みやすい

植物紹介

カレンデュラ(キンセンカ)はキク科キンセンカ属の一年草でポットマリーゴールドやマリーゴールドと呼ばれることもありますが、園芸用の観葉植物としてお馴染みのマリーゴールドはキク科コウオウソウ属と別種のため注意が必要です。
Calendula(カレンデュラ)の語源はラテン語「Calendae(毎月の初日)」で、カレンダーの語源と同じです。和名の金盞花は「盞(さかづき)形の金色の花」、長春花は春に開花してから長期間咲き続けることに由来しています。

カレンデュラは古代ギリシア、ローマ帝国時代から食用薬用の両方に用いられてきたハーブです。ギリシア神話にもカレンデュラの話があり、太陽神であるアポロンを慕っていたクリムノンという少年がアポロンに会えない悲しみで死んでしまった後カレンデュラに姿を変えたと言われており、花言葉に悲恋の印象を与えるものが多いのもこのためです。
またヨーロッパではお葬式やお墓に沿える花として知られていますので、海外の方にお花を贈る時には注意が必要です。

ヨーロッパでは虫刺されや火傷などに利用されたほか、サフランの代用品として着料用にも使用されたため「貧乏人のサフラン」とも呼ばれています。中世にはカレンデュラを眺めていると視力が強化されるという考えもあったようです。
日本では観賞用としての扱いが一般的ですが、ヨーロッパでは現在もハーブやエディブル・フラワー(食用花)として親しまれており、コミッションE(薬用植物を医薬品として利用する場合の効果・安全性の評価委員会)でも承認されています。

カレンデュラ(マリーゴールド)の栄養・成分・期待できる効果

カレンデュラティー(マリーゴールド茶)

体を守る

抗酸化・老化防止

カレンデュラはフラボノイド類やカロテノイド類などのポリフェノールを豊富に含むことから、抗酸化・アンチエイジング効果が期待できます。活性酸素による酸化は肌の老化・内臓機能の低下・生活習慣病のリスクが高まるなど様々な問題を引き起こします。

胃・口腔の粘膜保護

カレンデュラの花びらのオレンジ色は色素成分カロチンが主成分です。カロチンは体内でビタミンAに変換され粘膜・皮膚・目などの保護や修復を行ってくれますので、口内や胃などの粘膜炎症の改善に有効とされています。
カレンデュラに含まれているフラボノイド類(ケルセチンなど)は抗炎症作用が期待されており、粘膜の保護・修復と相乗して炎症改善や痛みの緩和に役立ってくれるでしょう。

感染症予防に

カレンデュラはタンニンやカレンデュリン、トリテルペン(サポニン)など殺菌・抗ウイルス作用のある成分を多く含んでいます。またトリテルペンは免疫系を刺激して白血球を活性化させることで免疫力の向上にも効果が期待されています。

風邪やインフルエンザの予防に役立つハーブティーとしてもカレンデュラは親しまれています。抗ウィルスや免疫亢進以外に発汗作用や解熱作用などもあると言われていますので、風邪の初期症状があるときにハーブティーを飲んだりうがい用として活用もできます。

目の健康を守る

カレンデュラのカロテノイドには目の健康を守る成分としてサプリメントなどでもお馴染みの「ルテイン」が含まれています。ルテインは細胞にダメージを与える活性酸素を無害化する働きに加えパソコンやスマートフォンなどから発せられる青色光(ブルーライト)を吸収する働きがあり、視力低下や黄斑変性・白内障の予防改善に役立つとされています。

パソコンなどをよく利用する方、目の酷使・眼精疲労が気になる方はやブルーベリー(実)やアイブライトマロウブルーハイビスカス、コーンフラワーなどとブレンドして飲むのがオススメです。

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その他の働き

女性の不調に

カレンデュラに含まれているフィトステロールには女性ホルモン(エストロゲン様)作用があると考えられており、生理不順や生理痛の緩和に有効とされています。ホルモンバランスの乱れや変動によって起こるPMS(月経前症候群)や更年期障害の緩和効果も期待されています。

冷え性・むくみに

カレンデュラは血行促進機能があるとされており、血液の循環を促すことによってリンパの流れを促進すること働きがあります。加えて肝臓や胆のうの働きを助け、利尿作用によって老廃物や毒素の排出を促進させる作用がありむくみ解消やデトックスにも役立ちます。

外用(飲食以外)で期待できる効果

スキンケアに

カレンデュラには殺菌・抗真菌作用、抗炎症作用があり、カロチンなどの働きによって皮膚の保護・修復促進にも役立ちます。肌荒れやニキビ・湿疹、傷跡のケアなどに幅広く利用出来ることから、欧米では市販のスキンケア化粧品の配合成分としても用いられており「皮膚のガードマン」とも呼ばれています。

体全体の乾燥や肌荒れ、かかとのひび割れなどが気になる場合はハーブティーの茶葉を浴槽に入れて入浴剤代わりにしても利用出来ます。カレンデュラ入浴はアンチエイジングにも効果があると言われています。

カレンデュラ(マリーゴールド)の注意事項

  • 妊娠中・授乳中の方は経口摂取を避けましょう。妊活中の方も使用は避けたほうが無難です。
  • キク科アレルギーがある方は注意が必要です。

ハーブティー

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投稿日:2015年9月20日
更新日:
制作:ボタニカル♪ラブ

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