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ハーブ・生薬・スパイス…植物のチカラで日々を素敵に

チャービル
ハーブティーと期待される効果効能紹介

フレンチでもよく登場する、甘く爽やかな緑のハーブ

フランスでは「グルメ(美食家)のパセリ」とも呼ばれ、サラダ・メイン・デザートまで幅広く使われているチャービル。パセリの仲間ですが甘めでスッキリとした風味があり、料理だけではなくハーブティーとしても使われています。ヨーロッパでは中世から体内を浄化するハーブとされていた存在ですし、循環を良くする働きが期待できるので血行不良やむくみ対策などに役立つと考えられています。

画像:チャービル(フレンチパセリ)

 

チャービルについて

植物紹介:チャービル

チャービルは肉・魚料理をはじめ様々な料理に使われるハーブ。フランスでは「グルメ(美食家)のパセリ」とも呼ばれているそうですし、特にフレンチ料理でよく使われることから日本でもフランス語の呼称“セルフィーユ”の方が馴染みがあるという方もいらっしゃるかもしれません。バジルなどとともに料理のトッピングとしてポピュラーなほか、清涼感と甘さからアイスクリームやケーキなどの菓子類の飾り付けにも使われています。

チャービルの原産はコーカサス地方とされており、植物分類としてはセリ科に属しています。フレンチパセリなどの別名はパセリに、和名のウイキョウゼリは茴香(フェンネル)に似ていることが由来。どれもセリ科植物ですし、外見的にも分かりやすいですね。パセリによく似た外見のため苦そう・美味しくなさそうと思われがちですが、チャービルはクセや苦みは少なくほのかに甘みがあります。香りもサッパリ系ですがクセはないので、日本人でも受け入れやすいハーブと言われています。

古代ローマによってヨーロッパに広められ、古い時代はチャービルも医薬品感覚で取り入れられてました。現代でもデトックスサポート効果が期待されていますが、中世ヨーロッパの頃には既に体内の浄化に良いハーブと考えられていました。体内だけではなく石鹸の原料などにも用いられていたそうです、キリスト教の聖木曜日(復活祭前の木曜日)に食べる料理にチャービルが使われるようになったのも、風味の問題だけではなく“浄化する”働きがあると考えられたことも関係していたと言われています。

余談ですがチャービルは日本家庭ではポピュラーとは言えないハーブ。認知された時期が新しいことに加え、乾燥させたり熱を通しすぎると風味が落ちてしまうので“生のまま使う”必要があるということもあります。国内生産量も増えているのでスーパーなどでも通年見かけるようになりましたが、買ったら早めに使い切らなくてはいけないハーブというのは扱いにくい面がありますね。
ただしチャービルはプランターなどを使って室内でも育てられるので、最近ではキッチンハーブの一つとして育て料理に使うという方も増えているようです。

基本データ

通称
チャービル(Chervil)
別名
ウイキョウゼリ(茴香芹)、フレンチパセリ(French parsley)、セルフィーユ(Cerfeuil)
学名
Anthriscus cerefolium
科名/種類
セリ科シャク属/一年草
花言葉
正直、誠実、真心、慎重な恋
誕生花
11月9日
使用部位
葉、茎
代表成分
ビタミン類、ミネラル類、フラボノイド類、精油成分(クマリン類、アネトール)
代表効果
消化促進、血行促進、利尿、発汗、興奮、血液浄化・解毒、抗酸化
こんな時に
消化不調、腹痛、胃もたれ、血行不良、冷え性、むくみ、貧血、低血圧、デトックス、老化予防、月経トラブル・更年期障害
おすすめ利用法
料理用ハーブ(香辛料)、ハーブティー、ハーブチンキ、手作りコスメ
ハーブティーの味
パセリとスペアミントを合わせたような香り、味は極めて薄い
カフェインの有無
ノンカフェイン

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チャービルの栄養・成分・期待できる効果

チャービルティー

チャービルにはβ-カロテンやミネラルなど水に溶け出さない栄養分も多いので、刻んでハーブとして使ったほうが栄養補給という意味では効果的です。が買った分が余ってしまった・花が咲いて風味が落ちてしまいそうな時などに、ハーブティーの香りつけ感覚で使ってみて下さい。

毎日の結構維持に

お腹の不調に

チャービルの香りの主成分で甘い香りの元とも言われる精油成分アネトール(トランスアネトール)は、消化を促すことで胃腸機能を活発化させる働きがある成分と言われています。またアネトールは筋肉の痙攣を抑制する働きもあるため、胃痛や腹痛などの軽減にも役立つと考えられています。

こうした働きから同じくアネトールを含むフェンネルやアニスと同様に、チャービルも消化不良・腹痛・胃もたれ・腹部膨満感など様々な消化器系のサポートに役立つと考えられています。またチャービルには血行促進作用が期待できるクマリン類も含まれていますから、血行不良によって起こる胃腸機能の低下・冷えからくる腹痛の軽減などにも効果が期待できるでしょう。


冷え性・むくみ緩和に

ポリフェノールの一種で香り成分でもある「クマリン」は血液を固まりにくくする作用があり、スムーズな血流をサポートしてくれる成分と考えられています。チャービルにはクマリンのほか、同じくポリフェノールで抗酸化作用をもつフラボノイド類や、利尿・発汗作用が期待されるアネトールなども含まれています。クマリンやフラボノイドが血液循環を整えることでリンパ液など体液全体の循環促進に繋がりますし、余分な水分の排出もサポートしてくれる存在と言えるでしょう、このためチャービルは冷え性やむくみの軽減効果が期待されています。


貧血・低血圧に

チャービルそのものはビタミン・ミネラルなどの栄養成分が豊富に含まれている食材。お茶として飲む場合は鉄分や亜鉛など造血に関わる成分の摂取は期待できませんが、血行を促す働きがあることから貧血の症状緩和に役立つと考えられています。また血液循環が良くなることに加えてチャービルには興奮作用があるという説もあり、低血圧対策にも効果が期待されています。


そのほか期待される作用

デトックスサポートに

チャービルティーに期待される効果として紹介されることが多いのが、デトックス(解毒)効果。中世ヨーロッパから肝臓と腎臓の浄化に役立つハーブとして取り入れられてきたとも言われています。
成分的に見ると肝臓の働きを高める成分が多く含まれているというよりは、ビタミンやミネラルなどの栄養素が摂取できること・抗酸化物質を含んでいること・血行促進に役立つことなどから“浄化”に繋がるのでなないかと考えられます。体内の循環が良くなれば新陳代謝良くなり、老廃物の排出がスムーズになる=体を浄化するのに役立つと考えておくと無難でしょう。


老化予防に

チャービルにはビタミンCやポリフェノールなどの抗酸化物質が含まれています。また脂溶性なのでお湯で浸出する場合はさほど摂取は期待できませんが、β-カロテンも抗酸化作用がある成分ですね。抗酸化物質が体内に過剰に発生している活性酸素を抑制することで、アンチエイジングにも効果が期待できるでしょう。新陳代謝向上・デトックスと合わせて体やお肌の不調軽減にも繋がると考えられます。


月経トラブル・更年期に

胃腸機能サポートに役立つとされているトランスアネトールですが、それ以外に女性ホルモンのエストロゲンに似た働きを持つ成分としても注目されています。このためホルモンバランスの乱れによって起こる月経不順・更年期障害などの軽減にも役立つと考えられています。またチャービルは血液・リンパ液など体内の“巡り”を整える働きも期待できますから、骨盤周りの血行不良や冷えから起こる生理痛の緩和にも効果が期待でいるでしょう。

外用(飲食以外)で期待できる効果

スキンケアに

チャービルは肌の浄化(クレンジング)にも伝統的に取り入れられてきたハーブで、肌をキレイに保つ働きが期待できることからスキンケアに取り入れられています。一番お手軽な方法としてはチャービルティーを化粧水代わりに使うというもの。収斂作用があると言われていますので、肌の脂っぽさや毛穴開き・キメの乱れなどが気になる時に役立ってくれるかもしれません。そのほかチャービルティーを洗顔時のすすぎ水代わりに使う・洗面器やボウルにお湯を張ってチャービルの生葉を入れてフェイシャルスチームを当てるなどの方法もあります。

ただし使用している人が少ないので皮膚刺激などについては不明な点も多くあります。事前にパッチテストをしっかりと行い、肌に合わないと感じた時はすぐに使用を中止して水で洗い流すようにしましょう。

チャービルの注意事項

  • セリ科植物にアレルギーがある方は使用に注意が必要です。
  • チャービルにはアネトールが含まれている他、メチルカビコール(エストラゴール)が含まれているという説もあります。妊娠中・授乳中は大量に食べないよう注意してください。

ハーブティー

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