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ダンデライオン/西洋タンポポ

デトックスティーの代表格、むくみや便秘にお悩みの方に

ダンデライオン(西洋タンポポ)は「おねしょのハーブ」と言われるほどの利尿効果を筆頭に、食物繊維などの働きで便秘解消、肝臓強壮作用などがあり高いデトックス効果が期待出来る、むくみや便秘にお悩みの方にお勧めのハーブティーです。焙煎したノンカフェインのたんぽぽコーヒーも人気があります。

画像:ダンデライオン(西洋タンポポ)

 

ダンデライオン(西洋タンポポ)について

基本データ

通称
ダンデライオン(Dandelion)
学名
Taraxacum officinale
別名
西洋蒲公英(セイヨウタンポポ)、ダンデリオン、キャンカーワート(Canker Wort)
花言葉
愛の神託、神のお告げ、真心の愛、別離
誕生花
2月7・18・9日、3月10・13・23・29日、4月3日、5月3日
科名/種類
キク科タンポポ属/多年草
使用部位
葉(ダンデライオン・リーフ)
根(ダンデライオン・ルート)
代表効果
強壮、強肝、胆汁分泌促進、消化促進、利尿、緩下、浄血、催乳
こんな時に
消化不良、便秘、むくみ、貧血、デトックス、生理痛、生理不順、通乳(母乳)、肌荒れ、疲労
おすすめ利用法
ハーブティー、ハーブチンキ、タンポポコーヒー
ハーブティーの味
タンポポティー(乾燥):かすかな土臭さと苦味があるが、甘さもある
たんぽぽコーヒー(焙煎):薄めのコーヒーのような色と苦味

植物紹介:ダンデライオン

ダンデライオンは西洋タンポポと呼ばれるヨーロッパ原産の帰化植物で、日本在来種のタンポポとの雑種も確認されており「生態系被害防止外来種リスト」にも名前が記載されています。在来種との違いは萼のような部分(総苞)が反り返ることと、開花時期が長く夏にも咲くこと。

日本の環境・生態系の観点で見るとダンデライオン(西洋タンポポ)厄介な植物ですが、原産地であるヨーロッパでは古くから食用としてサラダに入れたりハーブティーとして利用するほか、恋占いなども定番の親しみある植物です。
ダンデライオンの有名な利用法として根部を焙煎したたんぽぽコーヒー」があります。19世紀にアメリカで考案され安価なコーヒー材料として使用されたほか、コーヒー豆が入手しにくかった第二次世界大戦中のドイツで代用品として広く利用されました。近年では栄養価が高くノンカフェインであること、むくみ・便秘解消に役立つことなどから女性に人気です。

ちなみに英名のdandelionはフランス語のライオンの歯(dent-de-lion)に由来しますが、フランスでは利尿効果からピサンリ(pissenlit)=ベッドの中のおしっこ(piss-en-lit)と呼ばれており、日本でも「おねしょのハーブ」と紹介されることもあります。

ダンデライオンの栄養・成分・期待できる効果

ダンデライオンティー(タンポポ茶)

ダンデライオンを使った飲み物は「たんぽぽ茶」と「タンポポコーヒー」の2つに分けられます。一般的にタンポポ茶は葉・根を乾燥させたもの、たんぽぽコーヒーは根(ダンデライオンルート)を乾燥し焙煎したものと分類されていまが、販売されているものに厳密な区分はなくメーカーにより表記が異なる場合もあります。

デトックス効果

ダンデライオンは多くの女性が感じだことのある「むくみ」と「便秘」の解消や肝臓の機能をサポートしてくれる効果が期待できます。

そのためデトックスティーとして人気があり、市販されているデトックスブレンドティーにも多く配合されています。ネトルバードックミルクシスルホーソンベリーなどとブレンドすると良いでしょう。

むくみの解消に

ダンテライオンティーにはカリウムが豊富に含まれています。多くの利尿剤と異なり体内のカリウムを減らすことなく利尿作用を得ることが出来ます。また根部分には強い利尿作用を持つとされるフラボノイド系ポリフェノールの「イソクエルシトリン」が多く含まれていますから、カリウムと相乗してむくみ緩和に高い効果が期待できます。
腎臓の活性化にも役立ち体液鬱滞やむくみ・セルライトの予防やケアに有効とされていますから、むくみが気になる方に適したハーブティーと言えるでしょう。

便秘の解消に

水溶性食物繊維(ペクチン)や水溶性食物繊維の仲間であるイヌリンを含み、便の固さを整える・腸の蠕動運動を促進する働きがあることから便秘解消に役立ちます。加えて水溶性食物繊維は腸内で善玉菌のエサとなり善玉菌を続食させることで腸内環境改善にも役立ちますから、便秘をしにくい体質への改善も期待できます。

デトックスに

ダンデリオンは肝臓や胆のうの機能回復に有用とされています。肝臓は有毒物質や老廃物も解毒・浄化を受け持つ臓器でもありますから肝臓の回復や機能向上はデトックスに繋がります。利尿や便秘解消の働きかけと合わせてダイエットサポートティーとしても利用出来ますし、体内毒素の排泄を促すことでニキビや肌荒れの予防解消にも効果が期待出来ます。

東洋医学的ではストレスや怒りなどの精神的なデトックスも肝臓で行われると考えられており、肝臓の浄化・機能向上に有効なタンポポ茶はイライラ・ストレス・気分ムラなどの緩和効果(鎮静作用)があるとされています。

その他の働きかけ

貧血・冷え性に

ダンデライオンティー(主に葉部)はカルシウム・鉄・カリウムなどのミネラルやビタミンB2・ビタミンCなどのビタミン類を含んでいます。特に鉄分とカリウムが豊富で、鉄分の吸収を助けるビタミンCも含んでいますから鉄欠乏性貧血の予防・改善に役立つほか、血液不足による冷えの改善にも効果が期待出来ます。
またカリウムによる水分滞留(むくみ)の解消から、水分余剰状態による冷えの改善にも役立つと考えられています。

消化機能向上に

ダンデライオンに含まれるタラキサシンなどの苦味成分には胃酸分泌促進作用があると考えられており、その他の含有成分との複合効果によって消化促進や食欲増進・食べ過ぎたあとの胃もたれ解消などに有効とされています。

生活習慣病の予防に

水溶性食物繊維は糖質の吸収速度を穏やかにしインスリンの急激な分泌を抑えることから糖尿病予防に役立ちますし、ダンデライオンの摂取は膵臓のインスリン分泌を増やすという研究結果もあり糖尿病予防にも効果が期待されています。
そのほかに肝臓強化による悪玉コレステロールの抑制や血液サラサラ効果、カリウムによる高血圧予防効果なども期待できますから生活習慣病の予防にも役立ってくれるでしょう。

女性領域での働きかけ

ダンデライオンティー(主に茎・根部)の苦味成分の一つタラキサステロールというフィトステロールが含まれており、母乳分泌促進・乳腺炎の予防に効果が期待されています。また穏やかな弛緩作用(リラックス作用)があることからストレスから起こる女性の不調のケアにも適しています。

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たんぽぽT1エキスについて

ダンテライオンの葉には「たんぽぽT-1エキス」と呼ばれる多糖体の1種が含まれています。T-1エキスはホルモンバランスの調整作用や脂肪燃焼促進効果、抗炎症作用、毛細血管を拡張し血流を増加させ冷え性の改善や生理痛緩和効果など様々な働きが報告されており、ダンデライオン(葉)ティーにも様々な働きが期待されています。

ハーブティーの場合はどのくらいたんぽぽT-1エキスが含まれているのかははっきりしておらずT-1効果は期待できないとする説もあります。その一方で生理不順や冷え性の改善効果を実感するという方もいますので、気になる方は自分に合うか合わないかを試してみてください。

たんぽぽコーヒーについて

たんぽぽコーヒーは根(ダンデライオンルート)を乾燥し焙煎したものを指します。クロロゲン酸を含み苦味もありますが、コーヒーの代用品として飲む場合はコーヒーそのものを期待せず薄めたコーヒーもしくはコーヒー風味のお茶と思って飲み始めると裏切られません。

タンポポコーヒーに利用されているのはダンデライオンルート(根)のみのため、ビタミンやミネラルの補充やたんぽぽT-1の効果はハーブティーよりも劣ると考えられます。しかし利尿効果や便秘解消効果はありますし、肝機能向上効果は根の方が強いとされていますからむくみ解消・デトックスには高い効果が期待できるでしょう。

タンポポコーヒーのメリットはノンカフェインであるということ。コーヒーをよく飲む方がカフェインを摂りたくない場合などにも代用品として、妊活・妊娠中などにもよく利用されています。
ただし根と葉で成分・作用が異なり、葉の方が栄養成分的には豊富なため「コーヒー」にこだわりない場合は葉を含むハーブティーの方が栄養成分の補給などの面で役立つでしょう。

たんぽぽコーヒーの作り方

ダンデライオンの根をよく水洗し細かく切ったものを天日干し・電子レンジで乾燥させ、フライパンなどで乾煎りします。ミキサーで粉砕した後再びサラサラになるまで乾煎りするとよりコーヒーに近い香りや苦味が出ます。
ハーブティーの茶葉を焙煎しても作ることができます。

外用(飲食以外)で期待できる効果

スキンケアに

ダンデライオンは肌を柔軟に保ち滑らかな肌を保つ作用があるとされ、ニキビの改善・肌荒れの改善効などに利用されています。また生花のタンポポ(根や茎)を切った時に出る白い液はイボ取り、にきび、虫刺されや切り傷などに塗ると良いと言われています。

関節の痛みに

温かいハーブティーを布に浸して温湿布にしたり、チンキを塗ることで関節炎やリウマチの緩和に有効と言われています。

ダンデライオンの注意事項

  • 胆管障害・胆嚢炎・腸障害の方は根部の使用を避けましょう。
  • キク科植物にアレルギーがある方は使用に注意が必要です。
  • 低血圧・胃酸過多の方は症状が悪化する可能性があります。
  • 食品としての経口摂取は安全と考えられていますが、妊娠中・授乳中の安全性に対してはデータが少ないため過剰摂取は避けましょう。

ハーブティー

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投稿日:2015年10月14日
更新日:
制作:ボタニカル♪ラブ

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