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ハーブ・生薬・スパイス…植物のチカラで日々を素敵に

センテッドゼラニウム
ハーブティー・精油と期待される効果効能紹介

女性の心と身体のバランスを整えて、綺麗をサポートするハーブ

ゼラニウムは心のバランス・自律神経のバランス・女性ホルモンのバランスなど“バランスを整える”ことに高い効果が期待されているハーブです。精神安定に役立つことからPMSや更年期障害緩和、日々のストレス対策として親しまれています。スキンケアにおいても様々な効果が期待されおり、肌タイプを選ばない美肌サポート成分としても女性に支持されています。

画像:センテッドゼラニウム

 

ゼラニウムについて

植物紹介:センテッドゼラニウム

センテッドゼラニウムは芳香性の高いゼラニウム(Pelargonium属の植物)の総称です。ゼラニウムという呼び名は本来フウロソウ属(Geranium属)の植物を指す言葉ですが、これは元々フクロウソウ属に分類されていた名残です。1792年に分離されたそうですが、この時点ですでにゼラニウムとして定着していたため現在でも「ゼラニウム」と呼ばれています。

ゼラニウムは南アフリカ(ケープ地方)原産で、約20の主を元に品種改良や開発によって数千もの種類が生み出されました。古くから香料源として注目され、センテッドゼラニウムと呼ばれるものも多くの品種が存在します。中でもバラに似た香りを持ち、アロマテラピー用のエッセンシャルオイルとして利用されているローズゼラニウム(Pelargonium graveolens)は、センテッドゼラニウムの代表とも言える存在。そのほかにもレモンゼラニウムやアップルゼラニウム、ライム・ミント・オレンジ・パイナップル・ジンジャー・シナモン・チョコレートなど多様な香りを持つ品種が存在しています。

現在でも入浴剤や化粧品・香料原料としてなど、様々な業界でセンテッドゼラニウムは利用されています。ローズゼラニウムは「バラの香り」を表現する際にも頻繁に利用される香料業界になくてはならない存在なのだとか。香りを楽しめる植物として園芸用としてのほか、ハーブやポプリ、お菓子の香り付けやエディブルフラワーなどとしても利用されています。ハーブティーとしては味ではなく香りを楽しむ存在で、シングルで利用するというよりはブレンド時のフレーバーとしての利用に適しています。

基本データ

通称
センテッドゼラニウム(Scented geranium)
別名
匂天竺葵(ニオイテンジクアオイ)、匂いゼラニウム、蚊嫌草(カレンソウ)、蚊取草(カトリソウ)
学名
Pelargonium ssp
科名/種類
フウロソウ科テンジクアオイ属/多年草
花言葉
決心、真実の愛情、思いがけない出会い
誕生花
3月19日、7月24日、8月11日
使用部位
葉、花
代表成分
精油(リナロール、ゲラニオール、シトロネラールなど)
代表効果
抗うつ、女性ホルモン調整、利尿、強壮、細胞成長促進、殺菌、皮脂分泌調整、瘢痕形成、抗炎症、昆虫忌避
こんな時に
ストレス、神経疲労、イライラ、軽度の抑鬱、不眠、自律神経失調、生理不順、生理痛、更年期障害、月経前症候群(PMS)、美肌、アンチエイジング、血行不良、冷え、むくみ、心因性の不調
おすすめ利用法
ハーブティー、ハーバルバス、ハーブチンキ、浸出油、湿布、スチーム吸引、手作り化粧品、料理用ハーブ(香辛料)、精油
ハーブティーの味
種類により香りは異なる、味は薄いがやや青臭い
カフェインの有無
ノンカフェイン

センテッドゼラニウムの栄養・成分・期待できる効果

センテッドゼラニウムティー

※茶葉として利用するゼラニウムの種類によって成分含有等に差が生じます。下記項目はローズゼラニウムを元に作成しています。

精神面への働き

ストレス・不安

ゼラニウムの香りにはゲラニオールやリナロールなど精神面へ有用に働く芳香成分が含まれていることから、リラックスや強壮効果があると考えられています。緊張を解しリラックスさせることで気持ちを落ち着ける働きが期待され、ストレスや精神的な疲労・情緒不安定な時などに役立つリラックスティーとして親しまれています。

リフレッシュや気分を高揚させる働きもあるとされていますので、抑鬱や不安・無気力状態などからの回復サポートととしても利用出来ます。精神状態のバランスを整えてくれる存在ですから、イライラ・興奮時にも、憂鬱・落ち込み時にもどちらにも対応できます。ストレスが多い・心のバランスが崩れやすい方には心強い味方と言えそうです。


安眠のサポートに

ゼラニウムは優れた鎮静作用を持つことから、心体をリラックスさせて安眠をサポートすると考えられています。また副腎や視床下部に働きかけ自律神経のバランスを調整する働きもあるとされていますから、自律神経失調による不眠や昼間に眠気が取れないような場合にも改善が期待出来ます。おやすみ前のリラックスティーとして利用する場合はリンデンメリッサ(レモンバーム)などとブレンドすると良いでしょう。


神経性の不調緩和に

ゼラニウムは精神面のバランスを整えることに高い効果が期待されるほか、抗炎症作用も持つことから神経性の胃痛や神経痛などの緩和に役立つとされています。自律神経を整える働きもありますので、めまい・動悸・疲労感など原因のハッキリしない不快感や不調(不定愁訴)の緩和に取り入れてみても良いかもしれません。


女性のお悩みに

ホルモンバランスの乱れに

ゼラニウムに含まれているゲラニオールは視床下部(脳下垂体)を刺激し、性腺刺激ホルモンの分泌を促す作用があります。この性腺刺激ホルモンが卵巣に伝わることで女性ホルモン、特にエストロゲンの分泌を高めることでホルモンバランスを整える働きがあると考えられています。

ゲラニオールはローズ(薔薇)にも含まれている成分ですから、ゼラニウムもローズ同様に生理不順や生理痛などの月経トラブル、不妊、更年期障害など女性ホルモンの乱れが原因と考えられる女性の不快感緩和に有効とされています。


PMS(月経前症候群)緩和

ホルモンバランスを整える働きがあること、精神のバランスをサポートしてくれることからゼラニウムはPMSの諸症状緩和に有効なハーブとして注目されています。ハーブ・精油共にローズよりも安価なため、デイリーに取り入れやすいのもゼラニウムの魅力と言えます。

特に生理前のイライラや落ち込みなど精神面での不快症状が強い方に適しています。症状に応じてセントジョーンズワートパッションフラワー、ベルガモットなどとブレンドして利用すると良いでしょう。


血流改善・むくみ緩和

ゼラニウムはホルモンバランスや自律神経を整えることで血液循環を正常に整える働きがあります。肝臓や腎臓機能のサポートや利尿作用などもありますから、むくみ対策やデトックスにも利用されています。デトックス効果は新陳代謝向上にも繋がりますし、血液循環の改善やむくみ改善効果と合わせて冷え性の緩和にも効果が期待できます。

同じような働きを持つローズマリーとブレンドしてよく利用されていますし、風味が強いハイビスカスティーと組み合わせると飲みやすくなるでしょう。


美肌・アンチエイジングに

ゲラニオールを含むゼラニウムティーはエストロゲンの分泌を促すと考えられています。エストロゲンは別名「美肌ホルモン」とも呼ばれているように、肌の水分量維持やコラーゲンの生成を促す働きがあります。加齢やホルモンバランスの乱れによるエストロゲン分泌減少は肌の乾燥・たるみ・シワ等が発生する原因となりますので、それを防ぎ若々しく美しい肌を維持する効果が期待されています。

そのほか血流改善やデトックス効果などから、肌のくすみ改善や新陳代謝向上(ターンオーバー促進)などの働きも期待できます。ストレス緩和や抗炎症作用が期待できますので、肌荒れ対策としても有効とされています。

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アロマなど外用(飲食以外)で期待できる効果

浸出油の場合はそのまま利用することもできますが、精油をスキンケアやマッサージに利用する場合は必ず希釈して利用してください(協会によって精油希釈濃度の基準は異なりますが、肌に使用する場合は概ね1%以下が安全とされています)
飲用など精油の経口摂取は出来ません。

ゼラニウム精油の心身への効果

ハーブティー用としては様々な香りを持つセンテッドゼラニウムが利用されていますが、アロマラテラピーなどで「ゼラニウム」といった場合は一般的にローズゼラニウムのことを指します。

心への作用

ゼラニウムは鎮静・リラックス作用を持つリナロールやシトロネロール、抗鬱作用があるゲラニオールなどを含むことから、心のバランスを整えることに優れた精油とされています。鎮静・高揚の両作用を併せ持ち、張り詰めた心をリラックスさせたり、落ち込んだ気持ちを前向きにする手助けをしてくれるでしょう。

ゼラニウム精油は自律神経を整える働きも期待されており、ストレスや自律神経の乱れによって起こる様々な肉体面の不快感・不調の緩和にも利用されています。ホルモンバランスを整える働きと合わせ、女性ホルモンの乱れによる自律神経失調や情緒不安定さの緩和も期待できますから、PMS(月経前症候群)や更年期障害によるイライラ・抑鬱症状緩和にも有効とされています。


体への作用

ゼラニウムに含まれているゲラニオールには女性ホルモンのバランスを整える働きや鎮痛作用があるとされています。そのため女性特有の不調(生理痛・月経不順・PMS・更年期障害・乳房のハリなど)の緩和に広く活用されています。

そのほかリンパ系への刺激作用や血液循環を整えることで体内のスムーズな巡りをサポートすると考えられています。肝臓・腎臓の強壮に役立つとする説もあり、体内の余分な水分や老廃物の排出を高める働きも期待されています。そのため、むくみ・水太りの緩和などにも取り入れられています。


スキンケアに

ゼラニウムは皮膚軟化作用や皮脂分泌調節作用があると考えられ、肌タイプ問わず利用出来るコスメ原料としても利用されています。血行促進や細胞成長促進にも役立つと考えられることから、肌の透明感・ハリ・潤いを高めて肌状態を整えたり、シワやシミ等の改善を助ける働きが期待できます。

加えて、抗炎症作用や抗菌・抗真菌・抗ウイルス作用もありますのでニキビや湿疹など皮膚炎症の緩和にも利用されています。敏感肌の方やアトピー性皮膚炎など重い肌炎症の場合は皮膚刺激を起こしてしまう場合もありますが、基本的なお肌の悩みについてはほぼ改善効果が期待できると言えるでしょう。


フェイシャルスチームに

またローズゼラニウムはフェイシャルスチームにもよく利用されています。お湯にゼラニウムの葉もしくは精油数滴を入れて蒸気を吸引することでリラックス出来ますし、蒸気の働きと合わせ保湿・血行促進効果も期待できます。肌だけではなく喉・鼻の乾燥対策や殺菌消毒にもなりますので、空気が乾燥する冬場に特にオススメです。


ハーブバスとして

肌に対して高い効果が期待されるゼラニウムは入浴剤としても利用されています。皮脂・水分量を調節する働きがありますので、乾燥肌・脂性肌共に肌状態の改善が期待できますし、殺菌・抗炎症作用などからニキビ・汗疹・湿疹などの予防や緩和にも有効とされています。

ゼラニウムを副交感神経の活性化に繋がる半身浴と合わせて利用すれば、高いリラックス効果・自律神経回復・血行促進・デトックス効果の相乗も期待できます。寝付きを良くする・生理痛の緩和などにも良いとされていますし、フェイシャルスチームと同様に喉・鼻の乾燥対策や殺菌消毒として風邪予防にも役立ってくれるでしょう。


虫よけ用として

ゼラニウムの芳香成分であるシトロネロールとゲラニオールは虫が嫌う香りでもあります。特に蚊に対して高い有効性があるとされており、蚊嫌草や蚊取草という別名もこの働きに由来しています。精油などを使って虫除けスプレーを作れば、香水・芳香剤としても役立つ優れものに。

ハーブとしてだけではなく、鉢植えをお部屋の中に置いておくと仄かな芳香が楽しめることに加えて蚊の侵入防止にもなります。ヨーロッパでは窓辺に赤いゼラニウムの花を飾る習慣があり、一般的には“魔除け”と言われていますが、虫よけという実益的な意味合いもあるそうですよ。

センテッドゼラニウムの注意事項

  • 妊娠中・授乳中の方は使用を避けましょう。

ハーブティー

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投稿日:2016年7月6日
更新日:
制作:ボタニカル♪ラブ

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