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ホーソンベリー/西洋サンザシ

強心・血行や血圧調整作用に優れた「心臓を守るハーブ」

ホーソン(主に西洋サンザシ)はヨーロッパで古くからは心臓のためのハーブとして知られ、循環器系疾患に用いられてきた歴史を持ちます。現代の研究でも有効性が報告され「最も副作用の少ない心臓・血管に対する天然薬」と称する方も。血液循環改善やリラックス効果など心臓は特に気にしていないという方にも嬉しい働きが。

画像:ホーソーンベリー(サンザシ)

 

ホーソン(サンザシ)について

基本データ

通称
ホーソーンベリー(Hawthorn berry)
学名
Crataegus oxyacantha
Crataegus monogyna,C. laevigataなども利用する
別名
山査子(サンザシ)、ホーソーン、ハウソーン、ホーソンベリー
C.oxyacanthaは和名セイヨウサンザシ、C. monogynaは和名ヒトシベサンザシ(英名Common hawthorn)、C. laevigataはイングリッシュホーソンと呼ばれる
花言葉
希望、唯一の恋、成功を待つ
誕生花
5月18日
科名/種類
バラ科サンザシ属/落葉低木
使用部位
果実(偽果)
※葉・花を含む場合も有
代表効果
強心、血管拡張・血流改善、血圧安定、消化促進、収れん、抗痙攣、抗うつ、鎮静、利尿、抗菌、抗酸化
こんな時に
高血圧、低血圧、動悸、不整脈、むくみ、冷え性、ストレス、不眠、月経トラブル・更年期障害
おすすめ利用法
ハーブティー、ハーバルバス、ハーブチンキ、湿布、果物として食用
ハーブティーの味
甘酸っぱい香りがするが、味はほぼない

植物紹介

ホーソン(サンザシ)はバラ科サンザシ属の植物・その実のことを指します。サンザシ属は中国・ヨーロッパ・北アフリカに原生し、1000種以上と非常に多くの種類がありますが、西洋で古代ギリシャより神聖なる木されていた「ホーソン」は日本でのサンザシとは異なる西洋種であると考えられます。

イエス・キリストが処刑された時にかぶせられたイバラの冠には西洋サンザシが使われていたという逸話もあり、飛び散ったキリストの血によって清められた植物であるためホーソーンには魔除け・厄除けの力があると信じられていました。そのはか子孫繁栄や希望の象徴として婚礼などおめでたい場面にもよく登場していたようです。
長い間「心臓を守るハーブ」として民間療法に用いられいましたが、1984年にドイツの研究によって心臓血管系疾患への改善が認められます。現在はサプリメントや登山のお供のハーブティーとしても親しまれています。

漢方の生薬「山査子」として用いられる和名オオミサンザシ(学名C.pinnatifida)は主に消化器系のケアに有効と考えられており、西洋で心臓・血液循環に良いとされるホーソン(主に西洋サンザシ・ヒトシベサンザシ)とは用途などに違いがあります。近縁種で成分も似ていることから胃腸・心臓両方に有効としている文献もありますが、当サイトでは別ページで紹介します。
⇒オオミサンザシについてはこちら

ホーソンベリーの栄養・成分・期待できる効果

ホーソンベリーティー(山査子茶)

心臓・血行への働きかけ

ホーソンはヨーロッパで古くから心臓のためのハーブとして知られ、伝統医療や民間療法として循環器系疾患に用いられてきた歴史を持ちます。現代の研究でも有効性が報告されており、「最も安全な心臓や血管に対する天然の薬」と称する方もいるようです。

強心・血行促進に

ホーソンはルチン・ビテキシン・プロアントシアニジンなどを含み、これらが複合して働くことで心臓の冠動脈や脳の血管を広げて血液循環を促進させると考えられています。加えてビタミンCや19種に及ぶと言われるフラボノイド類など抗酸化作用のある成分を含んでおり、活性酸素による悪玉コレステロール(LDL)の酸化を防ぐことによる血液をサラサラ状態に整え、血液循環をスムーズにする働きも期待できるでしょう。

全身に酸素や栄養素をスムーズに運搬する手助けをしてくれることで、動悸や息切れを改善する強心剤としての効果が期待できますし、血行不良による冷え性改善にも役立ちます。また脳への血液供給を高めることから、記憶力・集中力向上効果も期待出来ます。

血行不良による不調に

抗酸化作用による血液サラサラ効果や血液循環促進作用などからホーソンは血圧正常化作用があるとされています。血圧を下げるだけではないので高血圧の方も低血圧の方も利用できます。そのほか血流改善により肩こりや腰痛、血液鬱滞(静脈瘤など)、高山病、貧血などにも有効とされています。

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その他の働きかけ

アンチエイジング

20種類近いフラボノイド類やその他OPC(オリゴメリック・プロアントシアニジン)などのポリフェノール、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化成分を含むホーソンは血液をサラサラ状態に整える以外にも、活性酸素を抑制・除去することで細胞の老化防止や免疫力低下抑制、生活習慣病予防など様々な健康に有益な働きが期待できます。

精神安定・鎮痛

ホーソンはアダプトゲン(精神・肉体に対するストレス抵抗力を高めるハーブ)でもあります。心を落ち着けリラックス状態に導く働きによって不安や緊張・イライラを和らげる、鎮痛鎮静作用を持つと言われおり、不眠症の緩和にも有効とされてきました。
近年マウスに西洋サンザシの果肉または種子抽出物を投与した実験では鎮痛効果が認められており、中枢神経に働きかけることで鎮痛・鎮静・ストレス・睡眠障害などホーソンの伝統医療における「効能」の信ぴょう性が示唆されています。

リラックス状態を作り出すことは自律神経のバランスを整える子とにも繋がります。抗酸化作用や血行促進(冷え改善)などの働きと合わせて、更年期障害によるイライラやホットフラッシュ、生理痛、月経不順など女性特有の不調にも緩和・改善が期待できます。

むくみ解消

血流を改善する働きに加え、ホーソンには利尿作用もあることからむくみの解消や、水分バランスの乱れによる冷え・慢性疲労・だるさ・めまいなどの改善にも有効とされています。

外用(飲食以外)で期待できる効果

スキンケアに

サンザシはフラボノイド類、OPC(オリゴメリック・プロアントシアニジン)、ビタミンC,Eなど抗酸化作用を持ちアンチエイジングにも有効である成分、加えてミネラル分が豊富で収れん・肌荒れ予防などにも効果が期待できることから美容成分としても抽出エキスが利用されています。保湿・くすみ対策・美白・エイジングケアに有効とされています。

血行促進に

ホーソンは外用でも血行促進作用があると考えられており、ハーブティーやチンキを利用した温湿布は肩こりや腰痛など血行不良が原因のコリ・痛みの緩和に有効とされています。また香りも良いですので、入浴剤としても利用するとリラックス効果や美肌効果、血行促進と様々な効果が期待できるでしょう。

ホーソンベリーの注意事項

    通常の使用では特にありません。

ハーブティー

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投稿日:2015年9月29日
更新日:
制作:ボタニカル♪ラブ

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