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ハイビスカス/ローゼル

クレオパトラの美貌の秘訣とも言われるティー

ローズヒップと合わせて美容・美肌ハーブティーとして利用されることの多いハイビスカスティー(ローゼルティー)。ビタミンCやクエン酸を含み美肌作りや代謝向上、便秘・むくみの解消など美容に嬉しい働きはもちろんのこと、疲労回復やミネラル吸収促進などの嬉しい作用も期待出来ます。

画像:ハイビスカス(ローゼル)

 

ハイビスカス(ローゼル)について

基本データ

通称
ハイビスカス(Hibiscus)
学名
Hibiscus sabdariffa
別名
ローゼル(Roselle)、ロゼリ草、カルカデー、レモネードブッシュ、ジャマイカ・ソレル、フロリダ・クランベリー
花言葉
繊細な美、新しい恋、(赤色)勇敢、(ピンク色)華やか
誕生花
7月11日、8月10・31日、9月22日(ピンク)、11月10日(赤)
科名/種類
アオイ科フヨウ属/1年草もしくは多年草
使用部位
肥大化した萼(がく)
代表効果
緩下、消化促進、強肝、健胃、代謝促進、強壮、利尿、収斂、抗酸化
こんな時に
消化不良、食欲不振、便秘、むくみ、疲労、二日酔い、眼精疲労、風邪、肩こり
おすすめ利用法
ハーブティー、ハーブチンキ、手作り化粧品、料理用ハーブ
ハーブティーの味
香り・味ともに酸味が強いことが特徴。
すっぱさが苦手な方はストレートだと飲みにくい場合がある。

植物紹介:ハイビスカス

沖縄やハワイなどで南国の花としてのイメージが強いハイビスカス。ハイビスカスという言葉はアオイ科フヨウ属の属名で、原種(野生種)で約250種、交配種などを含めると数え切れないほどの種類があります。

ハイビスカスティーの原料となるローゼルはアフリカ西南部原産の食用種で、萼と苞が肥厚し赤く熟すのが特徴です。萼と苞は乾燥してお茶として用いられる以外に生食もでき、ジャムやお酒、スイーツの材料としても幅広く使用されています。
また葉は野菜・茎は繊維として利用されています。

ハイビスカスの利用・栽培の歴史は非常に古いと考えられており、ハイビスカスティーは古代エジプトの女王クレオパトラが愛飲していた・美貌を保つ秘訣であったとも伝えられています。ハイビスカスという名前も古代エジプトの美の女神「ヒビス(hibis)」とギリシャ語で「似る(isko)」に由来していると言われています。

ハイビスカスの栄養・成分・期待できる効果

ハイビスカスティー

クエン酸・リンゴ酸の働き

ハイビスカスティーの酸っぱさの元となっているクエン酸やリンゴ酸は疲労回復に役立つ成分とされています。

肉体疲労・筋肉痛に

私たちの体は食事などから摂取した栄養素はクエン酸などの8種類の酸によって分解される「クエン酸回路(TCAサイクル)」の過程でエネルギーを産生しています。クエン酸やリンゴ酸はこのサイクルの中で触媒のような働きをしています。

ストレスや激しい運動、長時間の肉体労働によってクエン酸回路の働きが低下してしまうことが疲労を起こす原因と考えられています。その際にクエン酸やリンゴ酸を摂取することで短時間のうちにクエン酸回路を活性化することができ、疲労物質と呼ばれている乳酸の蓄積を抑制したり、乳酸の分解を早めてくれることから疲労回復や筋肉痛予防効果が期待出来ます。

肩こり・冷え性に

クエン酸は体内の新陳代謝を活発にする・乳酸の生成を抑制する働きがあり、その結果として乳酸の蓄積による肩こりや腰痛などの筋肉硬化の改善にも有効です。また筋肉の強張りがとれることや、酸性に偏りがちな体内をアルカリ性にすることでの血液サラサラ効果、代謝向上による冷え性改善効果も期待出来ます。

これらの働きからクエン酸を含むハイビスカスティーは代謝低下や血行不良から起こる不調の改善に役立つと考えられています。

キレート作用

クエン酸はキレート作用と呼ばれる働きがあり、体内に入ったカルシウムや鉄分などのミネラルを包み込むことで吸収しやすい状態へと変化させてくれます。カルシウムの場合はクエン酸と合わせて摂取することで吸収率が30~50%上昇するという説もあります。

ハイビスカスティー自体にも鉄やカリウムなどのミネラルが含まれていますし、食事前に飲んだり、ホーステールワイルドストロベリーなどミネラル豊富なハーブティーとブレンドすることでミネラルの吸収・活用率を向上させてくれます。鉄欠乏性貧血の改善などにも役立ってくれるでしょう。

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体の調子を整える

消化促進・便秘解消

ハイビスカスティーは胃の調子を整えて消化を促進する働きがあり、食欲不振や消化不良の改善に有効とされています。また腸内での便の通りを滑らかにする粘液質や、便の容量を増やし蠕動運動を促進したり腸内の善玉菌を増殖させる水溶性食物繊維(ペクチン)を含むことから便秘の解消にも有効です。

粘膜保護

ハイビスカスティーは粘膜を保護し炎症を和らげる働きがあるとされ、ストレスや暴飲暴食などによる胃炎の痛み緩和や、風邪・気管支炎による喉の痛みのケアにも役立つと考えられています。

眼精疲労に

眼の網膜にはロドプシンという色素体が存在し、光の刺激を受けると分解され再合成されるという、分解・再生を繰り返し行っています。しかし視機能が酷使されるとロドプシンの再合成が上手くいかなくなってしまい、目の疲れ(眼精疲労)によるかすみ目・視力低下などが起こります。

ハイビスカスティーのルビーのような鮮やかなピンク色の元となっている色素成分の「アントシアニン」にはそのロドプシンの再合成を活性化させる働きがあります。ロドプシンの再合成が正常に行われることで目の疲労から起こる見づらさや不快感解消に役立つと考えられています。

アントシアニンが体内に留まっていたれるのは24時間程度ですので、目の酷使が気になる方は毎日摂取するようにしてみてください。ルテインを含むカレンデュラ(マリーゴールド)とブレンドするものオススメです。

美容面への効果

クレオパトラ愛飲説や美の女神の名のついたハイビスカスティー(ローゼルティー)は現在でも美肌や体型維持など美容に嬉しい飲み物として多くの女性に親しまれています。ローズヒップと組み合わせて飲まれることが多く、あらかじめブレンドされたものも多く流通しています。

老化防止(アンチエイジング)

ハイビスカスティーに含まれているアントシアニンはポリフェノールの一種であり、視機能のサポート以外に強い抗酸化作用が認められています。またビタミンCやクエン酸にも抗酸化作用があり、クエン酸とアスコルビン酸(ビタミンC)を一緒に摂取することでそれぞれの作用を補完し合う可能性が報告されていますから相乗効果も期待できるでしょう。クランベリーなどとブレンドするものオススメです。

美肌作りに

コラーゲンの合成やシミ・そばかすの原因となるメラニン色素の生成を抑制する美白効果があるビタミンCがハイビスカスティーには含まれており、アントシアニンやクエン酸と合わせてお肌のアンチエイジング、血行促進による肌のターンオーバー促進やくすみ解消効果なども期待出来ます。肌荒れ防止にも役立つと言われています。

老廃物排泄・ダイエットサポート

ハイビスカスティーはカリウムを含み利尿効果がある、クエン酸によって血流を改善することからむくみの解消に有効とされています。また食物繊維などの働きから便秘の解消にも役立ちますので、体内に滞留している余分な水分・老廃物の排泄促進に役立つハーブティーと言えます。

クエン酸回路の活性化による新陳代謝向上効果や血行促進効果、水溶性食物繊維(ペクチン)が血糖値の上昇を抑えてくれることなどからダイエットのサポート役としても役立ってくれるでしょう。

外用(飲食以外)で期待できる効果

スキンケアに

ハイビスカス(ローゼル)はビタミンCやクエン酸を含むため、ハイビスカスティーをそのまま化粧水代わりに利用することで美白効果(シミ予防)や血行促進作用、細胞の再生促進効果などが期待出来ます。また粘液質を含むことから保湿にも有効と考えられています。

ハイビスカスティーの香りが気にならない方は、出がらしの茶葉とお塩を入浴剤代わりに利用することで全身の肌の状態を整える・血行促進・保温などのメリットがあるとされています。体臭予防にも効果が期待できるでしょう。

ハイビスカスの注意事項

    通常の使用では特にありません。

ハーブティー

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投稿日:2015年10月12日
更新日:
制作:ボタニカル♪ラブ

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