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ハーブ・生薬・スパイス…植物のチカラで日々を素敵に

オレンジピール

ストレスを和らげて元気が欲しい、リラックスタイムに

甘酸っぱいどこか優しい香りのオレンジピールは心を癒して元気をくれるハーブです。ストレスや不安・緊張状態からリラックスタイムへの切り替えに適していますし、不眠の改善にも効果が期待出来ます。お腹の調子を整える働きもあり、ブレンドの際にフレーバー感覚で楽しんだりと使い方も様々。

画像:オレンジピール(陳皮)

 

オレンジピールについて

基本データ

通称
オレンジピール(Orange Peel)
学名
Citrus aurantium(ビターオレンジ)
Cilrus sinensis(スイートオレンジ)
別名
陳皮(チンピ)、ダイダイ(橙・代々)
花言葉(実)
優しさ、美しさ、大人しさ
誕生花
4月24日、9月7・24日
科名/種類
ミカン科ミカン属/常緑小高木
使用部位
果皮
代表効果
健胃、消化促進、整腸、鎮痙、去痰、鎮静、抗うつ
こんな時に
胃もたれ、消化不良、軽度の下痢、便秘、不安、情緒不安定、不眠、リフレッシュ
おすすめ利用法
ハーブティー、ハーバルバス、ハーブチンキ、湿布、スチーム吸引、手作り化粧品、料理に
ハーブティーの味
甘酸っぱいオレンジの香り、味は薄めで甘味と酸味がある

植物紹介:オレンジ

フルーツとしても親しみのあるオレンジはミカン科の常緑小高木になる果実で、3000万年前のインド東北部アッサム地方近辺をにあったものが原種となり、アジアを中心に分化・拡大していったと考えられています。原産地に近い中国では古い時代から栽培も行われていました。

オレンジなどミカン科の果実は食用として以外に、生薬・香料としての精油などにも利用され、使用する部位も実だけではなく花(オレンジブロッサム、ネロリ)、葉や枝(プチグレン)など全体に及びます。ハーブティーでも花部分を利用したオレンジフラワー(オレンジブロッサム)ティーと果実を使ったオレンジピールティーの2つがあり、オレンジブロッサムの方が甘い香りとまろやかな風味があります。期待できる効果は似ていますが、オレンジブロッサムは不安・抑うつなどの精神状態を落ち着けるのに、オレンジピールは気分を明るくする働きに優れていると言われています。

オレンジ(ミカン)の皮といえば生薬であり七味唐辛子の原料でもある「陳皮」を想像される方もいらっしゃるかもしれませんが、同じ原料でも乾燥すぐのものは橘皮(キツヒ)、より時間が経過したものを陳皮(チンピ)と呼び分けるそう。ちなみに「陳皮茶」と呼ばれるものは通常、マンダリンオレンジ(学名:Citrus reticulata)もしくは温州蜜柑(ウンシュウミカン/学名:Citrus unshiu)を利用したものを指します。
ハーブとしてのオレンジピールは乾燥したビターオレンジ果皮を指すことが多いですが、厳密な決まりはないためスイートオレンジの皮のみのものやスイートとビターが混ざったものなどもあります。製菓材料と異なり糖分などを加えられていません。

オレンジピールをシングルハーブティーとして飲む場合は味が薄く、物によっては香りの印象とは異なって渋みが舌に残る場合もあります。果物や精油と異なり好き嫌いが分かれますので、気になる場合はオレンジピールをメインにせずブレンドの際の添え役として利用すると良いでしょう。フレーバー感覚で紅茶やコーヒーに加えても美味しくいただけます。

オレンジピールの栄養・成分・期待できる効果

オレンジピールティー(オレンジピール茶)

精神安定・安眠に

精神安定・リラックスに

オレンジピールの香りには柑橘系に多い芳香成分(精油成分)「リモネン」が含まれており、精神面に対しての鎮静効果があると考えられています。リフレッシュ効果・リラックス効果に優れておりストレス・不安・緊張・気分の落ち込みを緩和して、明るい気持ちを取り戻す手助けをしてくれるでしょう。

同じ柑橘系でもレモン(レモンピールなど)はリフレッシュ効果が強く、オレンジはリラックス効果が強いとされています。オレンジフラワーラベンダーとも相性が良いのでブレンドしたり、ミルクやハチミツを入れるなど、お好みに合わせたリラックスタイムティーを作ってみてください。

安眠を促す

オレンジの優れた鎮静作用・リラックス効果は不眠の解消にも有効とされています。緊張状態が続いたあとや、心配事・不安が頭から離れなくて寝付けない様な場面で役立ってくれるでしょう。摂取する以外に、オレンジの皮を枕元に置いておいても不眠緩和に役立つと言われています。

体の調子を整える

精神面に対するリラックス効果や気持ちを明るくする働きから、頭痛や腹痛などストレス性症状全般の緩和に有効と言われています。ビタミンCも含まれているため抗ストレスや疲労回復などにも役立ってくれるでしょう。

胃腸機能を整える

オレンジピールの肉体に対する代表的な効果として、消化器系の機能を整えることが知られており、食欲を増進するとも言われています。また消化機能を整える働きにより、腸の蠕動運動を正常に導くことに繋がります。そのためオレンジピールは便秘解消にも良いと言われており、軽度の下痢の改善にも効果が期待できます。

消化不良や食欲不振などの時にも役立ちますし、リラックス&リフレッシュ効果と合わせてストレス性の腹痛・過敏性腸症候群や、夏バテ時にも適しています。カモミールレモングラスなど同様の作用を持つハーブとブレンドするとより効果的です。

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血行促進・冷え性に

精油成分(リモネン)には血行促進作用があり、オレンジピールには抗酸化作用によって血液を綺麗にしてくれるフラボノイド類も含まれているため相乗して血行改善に役立つと考えられます。冷え性の緩和や冷えによる頭痛・肩こりなどの緩和にも効果が期待出来るでしょう。

風邪の予防・緩和に

オレンジピールには血行を促進して体を温める働き・消化機能を高める働きがある事から身体の強壮に役立ちます。また去痰作用(粘液を取り除く働き)や殺菌作用があるとする説もありますので喉の不快感や不調にも効果が期待出来ます。

これらの働きからオレンジピールは風邪の予防や初期症状時のケアにも有効と考えられます。単品で利用するよりも体を温めたい時はシナモン、呼吸器系の症状があるときはセージなど、ハーブティーをブレンドするときに風味付けも兼ねて加える方が適しています。

アロマなど外用(飲食以外)で期待できる効果

入浴剤として

オレンジピールをお湯にいれ入浴剤として用いることで、血行促進によって体をしっかりと温める効果や香りによるリラックス効果が期待出来ます。神経疲労でグッタリしたときや眠る前にオレンジピール風呂に入るとほっと気分が和らぎます。そのほか便秘にも良いと言われています。

無農薬・ノーワックスものであれば食べたオレンジの皮を袋に入れて入浴剤にすることもできます。乾燥させていないものでも利用できますし、切れ込みを入れて果実ごと浮かせるという方法もあります。

スキンケアに

オレンジピールは収斂作用とビタミンCによる美白作用があると言われており、血行促進によるくすみ対策としても効果が期待出来ます。石鹸やクレイパックに利用されていることが多いですが、化粧水にも利用でき、ローズマリーがメインではあるものの「ハンガリアンウォーター」のレシピにも登場します。ただしオレンジピールは光毒性の成分が含まれているため夜用にした方が無難です。

オレンジピールの注意事項

  • むかつきを伴う偏頭痛時や、関節炎の症状がある方は使用を避けましょう。
  • 妊娠中は使用を控えてください。
  • 稀に光過敏症を起こすことがありますので、肌の弱い方やお子様は注意が必要です。

ハーブティー

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投稿日:2015年12月12日
更新日:
制作:ボタニカル♪ラブ

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