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ローズヒップ

女性の体と美しさを守る

「ビタミンの爆弾」と呼ばれるほどビタミンが豊富で、美肌・美白に役立つハーブティーとしてお馴染みのローズヒップ。美容だけではなく女性に嬉しい成分がたくさん含まれている、食べても飲んでも良し、塗って良しの美肌優秀選手。

画像:ローズヒップ

 

ローズヒップについて

基本データ

通称
ローズヒップ (rose hip)
学名
Rosa canina
別名
犬薔薇(イヌバラ)、Dog Rose(ドックローズ)、営実(エイジツ)
花言葉
痛手からの回復、無意識の美
誕生花
11月8日
科名/種類
バラ科/常緑低木
使用部位
バラの実(果実)
代表効果
緩下、利尿、収斂、強壮、色素沈着防止、ホルモンバランス、肌の新陳代謝促進
こんな時に
風邪初期、花粉症、二日酔い、免疫力、疲労・夏バテ、日焼け、肌荒れ、むくみ
おすすめ
ハーブティー、ハーブチンキ、浸出油、手作り化粧品、料理用ハーブ、キャリアオイル
ハーブティーの味
甘い香り、微かな甘味と酸味を感じる弱めの味

植物紹介

ローズヒップはバラの果実のこと。ヒップというのはお尻ではなくバラの果実を意味する言葉なのだそう。バラの種類などによってオレンシ~紫色の実がありますが、ローズヒップを採取するためにイヌバラやハマナスなどの特定品種を育てるのが一般的です。

美容成分・栄養価が高いことで知られるローズヒップは別名「ハーブの女王」とも呼ばれています。ヨーロッパではハーブティーも、ローズヒップ種子から採油したオイルも民間療法に欠かせない存在でであります。北ヨーロッパでは冬のビタミン不足防止対策としても重宝されていたようです。

ローズヒップティーというと濃いピンク色でかなり酸っぱい味のイメージがありますが、あれはローズヒップではなくてブレンドされているハイビスカスティーの色と味。ローズヒップ単体で使うと色は薄黄色~琥珀色で、味は酸味のあるトマトを薄めたような感じです。飲みにくい場合はレモン汁やハチミツを入れると良いそう。

ローズヒップの栄養・成分・期待できる効果

ローズヒップティー

メインの美肌成分

豊富なビタミン

ローズピップティーはビタミンC、ビタミンP、ビタミンEが豊富な美肌づくりやアンチエイジング効果の高いお茶として知られています。通常ビタミンCは熱や水に弱くお茶にした場合は摂取量が激減しますが、ローズヒップのビタミンCはビタミンPに守られているため減少率が少なく、活性が高められています。ビタミンCは抗ストレス作用があり、PMS(月経前症候群)や生理不順などホルモンバランス系の不調にローズヒップが有効とされるのも、この作用によるところが大きいでしょう。

ビタミンCはコラーゲンの生成と保持にも必要な成分ですから、しっかりと補給することでプルプルの赤ちゃん肌へと近づきますし、メラニン色素の生成を抑えることでシミ予防にも役立ちます。
ビタミンCもビタミンEも抗酸化物質ですが、合わせて摂取することで相乗効果が期待出来ます。肌の新陳代謝を高め、ターンオーバーを促進する作用もあるとされていますので、老化を防ぐだけではなく傷んでしまった肌の修復促進にも繋がります。毛穴の黒ずみやニキビ跡、シミなどの改善も期待できますね。

ビタミンPはビタミンCの保護だけではなく、毛細血管の血流を改善する作用があります。女性に多い末端冷え性の改善はもちろんのこと免疫力アップや肌の隅々まで栄養素を届けるのにも力を貸してくれるでしょう。

リコピンやβ-カロチンも

ローズヒップにはトマトを上回るリコピンやβ-カロチンが含まれています。β-カロチンは抗酸化作用があり、皮膚の新陳代謝を高め乾燥や肌荒れを改善してくれるビタミンAに体内で変化してくれる美肌の味方。

一時期人気が爆発したリコピンも抗酸化作用がありますし、脂肪の蓄積を抑制することで太りにくい体質に導いてくれるとされダイエットでも注目されています。美肌だけではなくスタイル維持にも役立ちってくれます。

便秘の解消にも

ローズヒップティーに含まれる水溶性食物繊維は便秘の解消だけではなく、善玉菌を活性化して腸内環境を整えてくれる働きがあります。腸内環境が良くなることで腸内の善玉菌がビタミンなど有用な成分を合成してくれるようになりますし、悪玉菌が発生させる有害物質が減少するので美肌作りには一石二鳥。
便秘によるお腹ポッコリ解消は勿論ですが、腸内環境が整って便秘をしないようになると代謝が上がったり必要以上に脂肪などを吸収しない「太りにくい体質」への変化も期待出来ます。

その他の栄養素

意外なことにローズヒップは鉄分とカルシウムが豊富。カルシウムは牛乳の約9倍、鉄分はほうれん草の約2倍の量が含まれています。

カルシウム

飽食と言っても良いくらい食生活が豊かな日本において何十年も国民栄養調査で摂取量不足不足と出ているカルシウムは不足が続くと高血圧や動脈硬化といった血管系疾患のリスクが増えたり、女性の場合は閉経後の骨粗鬆症リスクが高まります。

近年ではカルシウムが皮膚細胞の保水成分をサポートしていたり、脂肪の吸収を阻害する働きがあることが報告され、未来の健康状態だけではなく現在気になる美容面にも影響があることが分かっています。女性の場合は生理前~生理中の女性ホルモンの変動によるメンタル面の不調にも関係していると考えられています。ローズヒップティーで手軽に補給できるのは嬉しいですね。

鉄分

もう一つローズヒップに豊富な鉄分は特に女性が不足しているとされる成分。貧血の女性と貧血までは至らないものの鉄欠乏状態の女性を合計すると女性の半分近くになるという説もあるほどです。貧血まで至らない鉄分不足状態でも、体の機能が低下して風邪をひきやすくなったり、慢性的な疲労感や倦怠感などで心身ともに「だるい」状態が続くことがあります。

また鉄分が足りないとヘモグロビンの生成率が低下して血液が酸欠になり、結果お肌にも酸素や栄養が行き渡らなくなってガサガサ・ゴワゴワの肌になったり、どす黒くくすんでしまったります。クマが出来やすい・なかなか消えない人も要注意。
貧血予防のためだけではなく、美容のためにも鉄分は必要なのです。

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効果を実感しにくい飲み方

豊富な栄養素の相乗効果によってローズヒップティーはアンチエイジングや美肌効果に優れた女性の見方として長い間支持され続けていると言えるでしょう。だたしビタミンEやリコピン・β-カロチンなどはお茶に溶け出ず、ビタミンCなども若干はお茶に含まれるものの半分以上は実に残ったままになっています。

「ローズヒップティー」で美肌効果を全く実感できない方の大半はお茶部分だけを飲んでいるとも言われています。栄養成分を余すところなく摂取したい場合は実を食べるか、ミルなどで茶葉を粉末状にして利用すると良いでしょう。

外用(飲食以外)で期待できる効果

スキンケアに

ローズヒップのハーブティーはそのまま化粧水として利用するとビタミンCの導入効果でその後に付ける化粧水やクリームの浸透を良くしてくれると言われています。プレ化粧水(ブースター)として利用してみても良いでしょう。手作り化粧品を作る場合はチンキや浸出油を使うことも出来ますが、ローズヒップオイルを使う事のほうが多いです。

ローズヒップオイルについて

手作り化粧品・キャリアオイルとして定番のローズヒップオイルはベタつきにくい扱いやすさと、肌タイプを選ばない使い勝手の良さから初心者~上級者まで幅広く愛されています。

美肌作りの強い味方

ローズヒップオイルは必須脂肪酸(リノール酸やリノレン酸)やビタミン・リコピンなどの抗酸化物質を豊富に含み、肌への浸透室が高く美容効果が高いオイルとして知られています。

抗酸化作用に加え細胞を修復する作用もあることから、老化予防だけではなく出来てしまったシワ・傷跡・ニキビ跡・妊娠線・日焼けなどのケアにも用いられています。国内外問わず多くの著名女性芸能人が使用していることからも美容効果の高さが伺えますね。ビタミン類が豊富なため美白効果も期待出来ます。

脂性肌・混合肌にも

脂性肌のオイルの利用は逆効果のように思いがちですが、ローズヒップオイルは保湿効果と皮脂分泌調整作用がありますのでお肌の水分と油分のバランスを整えることでテカリやベタつきの改善に繋がります。また乾燥部位と脂性部位がある混合肌の方にも適していますし、ニキビ予防や改善にも有効です。

ローズヒップオイル基本データ
名称
ローズヒップオイル
学名
Rosa canina/Rosa rubiginosa/ Rosa moschataなど
抽出部位
種子
抽出方法
低温圧搾法
肌質
乾燥肌、成熟肌、アレルギー肌
用途
肌のアンチエイジングケア、湿疹などトラブル肌の改善、保湿
淡い黄色~赤みの強い黄金色
香り
微かに生臭いような、独特の香り
粘度
やや高い~高い
注意事項
酸化しやすいため、開封後は冷蔵庫で保存・早めに使い切るようにする。直射日光など紫外線が当たるのも避けましょう。

ローズヒップの注意事項

  • ハーブティーやフルーツとして適量食べる分には問題ありませんが、副作用や過剰摂取による健康被害が無いわけではありません。適量を摂取しましょう。
  • 肌への使用や吸引は稀にアレルギーを起こす場合があります。

ハーブティー

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投稿日:2015年7月26日
更新日:
制作:ボタニカル♪ラブ

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