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ローズマリー

老化防止・記憶力アップを筆頭に幅広い働き

優れた抗酸化作用を持つローズマリーは「若返りのハーブ」とも呼ばれています。血行を改善して心身に活力を与えてくれるほか、頭の働きを高めることから集中力や記憶力を高める働きも注目されています。学生さんからお年寄りまで、老若男女問わず幅広い方にお勧めのハーブ。

画像:ローズマリー

 

ローズマリーについて

基本データ

通称
ローズマリー(Rosemary)
学名
Rosmarinus officinalis
別名
万年朗(マンネンロウ)、迷迭香(メイテツコウ)、Rose of Mary(聖母マリアのバラ)
花言葉
思い出、貞節、誠実、静かな力強さ
誕生花
1月21日、4月23日、9月20日
科名/種類
シソ科/常緑低木
使用部位
代表効果
抗うつ、血行促進、発汗、抗酸化、胆汁分泌促進、鎮痙、収れん、消化促進、駆風
こんな時に
冷え性、肩こり、お腹の不調、むくみ、軽度の鬱症状、不眠、精神疲労、無気力、偏頭痛、精神疲労、記憶力・集中力の低下
おすすめ利用法
ハーブティー、ハーバルバス、ハーブチンキ、浸出油、湿布、スチーム吸引、手作り化粧品、料理用ハーブ、精油
ハーブティーの味
スパイシーな香りだが、味はクセが少なく爽やか

植物紹介

ローズマリーは地中海沿岸が原産。名前はラテン語「ros marinus(海のしずく)」に由来し、海のような色の花をつける説と、海辺に咲く説の両説があります。ハーブの中でもトップクラスと言われるほど美しい花が付くこと、ハーブとしての幅広い用途、強健で育てやすいことなどから観賞用・食用と世界中で広く栽培されています。

古代エジプトやローマ時代から使用されていた歴史あるハーブの1つで、医療以外にキリスト教以前は神への捧げ物・魔除けなどにもよく利用されていたことが分かっています。キリスト教でもローズマリーは聖母マリアの外套の青色に染まった花という伝説からRose of Mary(聖母マリアのバラ)と呼ばれ、聖母マリアと結びつく大切な花の1つに数えられます。

ローズマリーはよく「若返りのハーブ」と称されます。高齢であったハンガリー王妃が尼僧から献上されたローズマリー水で健康と若々しい外見を取り戻したという「ハンガリーウォーター」の逸話も有名ですね。現代でもハーブ類の中ではセージと並び高い抗酸化作用を持つとされていますし、脳を刺激する作用もあることから老化を防ぎたい多くの方に愛され続けています。

ローズマリーの栄養・成分・期待できる効果

ローズマリーティー

老化防止に

抗酸化作用

ローズマリーにはジオスミンなどのフラボノイド類、ジテルペン(カルノシン酸)などの抗酸化物質を含み、「若返りのハーブ」と言われるほどの高い抗酸化作用があります。体組織の酸化を防ぐことで生活習慣病の予防から若々しい外見を保つまで幅広い面で貢献してくれるでしょう。

また生体防御システムを活性化させる働きがあるという報告もなされており、人間が本来持っているSODなどの抗酸化酵素の働きを高める、毒素の排泄、皮膚組織の保護作用向上などが示唆され、老化現象の予防が注目されています。

記憶力向上

ローズマリーに含まれるカルノシン酸は脳を覚醒させ記憶力や集中力などを高める効果があるほか、神経成長因子の生成を高めるという報告や軽度アルツハイマー型認知症の症状改善への報告もなされています。
勉強・仕事などでの記憶力・集中力向上だけではなく、認知症予防・ボケ防止に役立つお茶としてローズマリーティーは注目されています。

心身の調子を整える

冷え性・むくみに

ローズマリーに含まれる フラボノイド(ジオスミン)は血管壁の強化作用や血液循環を促進する作用があります。冷え性の改善や代謝向上にも役立ちますし、消化促進作用もありますので、疲労回復・体の強壮にも役立ちます。

また鬱滞除去作用がありますので、体内で上手く循環されずに滞っている水分やリンパ・血液などの巡りを整え、余分な水分の排泄を促すことでむくみの解消効果も期待出来ます。冷えや巡りが悪いことによるめまい・頭痛・だるさ・疲れやすさなどの症状にも有効です。

風邪・感染症対策に

ローズマリーにはロスマリン酸など抗菌・抗ウィルス作用のある成分が含まれています。血行を促進して体を温める働きもありますので風邪のひき始めのケアに適していますし、病後の回復・ぶり返し予防としても役立ちます。
抗痙攣作用があるので気管支炎にも利用出来ます。

精神安定に

ローズマリーの香りは頭をスッキリとさせ集中力や記憶力を向上させる以外に、リラックス効果や気分を明るくする働きもあります。軽いうつ状態の時やネガティブな思考から抜け出せないときに精神を安定させ、前向きさを取り戻すのに役立ってくれるでしょう。

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アロマなど外用(飲食以外)で期待できる効果

浸出油の場合はそのまま利用することもできますが、精油をスキンケアやマッサージに利用する場合は必ず希釈して利用してください(協会によって精油希釈濃度の基準は異なりますが、肌に使用する場合は概ね1%以下が安全とされています)
飲用など精油の経口摂取は出来ません。

ローズマリー精油の心身への効果

心への作用

ローズマリーの清涼感あるさっぱりとした香りは、脳を刺激・活性化させる作用があることで知られています。頭をスッキリさせたいときや集中力・記憶力を高めたい場合に役立ってくれるでしょう。認知症やボケ防止にも役立つとされています。

また精神を安定させる働きもあり、抑鬱気味なとき・やる気が出ないとき、自信を失ってネガティブな気持ちになっているときなどにも力を貸してくれるでしょう。感情的になりやすい時などにも向いています。

体への作用

ローズマリーは心臓の働きを助けることで血行を促進してくれます。血行不良による冷え性や肩こり、頭痛、低血圧などの改善に役立ってくれます。また精神面での頭を冴えさせる作用と相乗して倦怠感や疲労感など、どんよりとしただるさの改善にも効果が期待出来るでしょう。

抗菌・抗炎症作用などもあるので、風邪やインフルエンザなどの感染症の予防、初期症状の改善にも有効とされています。精神面への作用と合わせて近年は花粉症で頭がぼんやりしているときや眠気が抜けないときなどの緩和手段としても注目されています。

ローズマリー系精油の種類

ローズマリーの精油にはシネオール・ベルベノン・カンファーと3種類のケモタイプが存在します。成分が異なるため香りや働きにも違いがありますので簡単にご紹介します。

ローズマリー・シネオール

ローズマリー系精油の中で一般的に使われる精油です。風邪・インフルエンザなどの感染症予防や緩和、花粉症など呼吸器系の不調に高い効果が期待できると言われています。脳への刺激と精神安定への働きかけのバランスが良く、幅広く利用できます。

ローズマリー・ベルベノン

ローズマリー系精油の中では最も軽い香りとされています。脳への刺激・記憶力アップなどよりも、抗うつやリフレッシュなど精神を癒す作用が強いでしょう。また脂肪溶解や代謝促進などの働きがあるとされダイエット用のマッサージオイルとしても利用されています。スキンケアにも利用出来ます。

ローズマリー・カンファー

ローズマリー・ボルネオンとも呼びます。刺激の強い成分を多く含むためローズマリー系精油では最も扱いが難しいとされていますが、神経と筋肉への働きかけに優れているので肩こりや筋肉痛の緩和、関節痛、リウマチ、神経痛などに高い効果が期待出来ます。脳への刺激作用(記憶力や集中力の向上)も高いようです。
刺激が強いので肌への使用はおすすめできません。

スキンケア・頭皮ケアに

ローズマリーは頭皮に対しても脂っぽさを抑える・血行を促進して代謝を高める働きがあります。脂性肌・ニキビが出来やすい方に向いており、くすみやむくみの緩和やエイジングケアにも役立ちます。

頭皮に対しても同様ですので、地肌や髪の毛の脂っぽさ・ベタつきが気になる場合、髪の艶やハリが弱くなった気がする方にオススメです。フケ・抜け毛予防や発毛促進にも効果が期待出来ます。

ローズマリーの注意事項

  • 妊娠中の方や高血圧の方は使用を控えましょう。
  • 貧血で鉄剤(サプリメント)を摂取している場合、鉄分の吸収を阻害する可能性があります。

ハーブティー

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投稿日:2015年8月23日
更新日:
制作:ボタニカル♪ラブ

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