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ハーブ・生薬・スパイス…植物のチカラで日々を素敵に

タイム(コモンタイム)

ハーブの中でトップクラスの殺菌作用を持つ

タイムは殺菌作用が強く、風邪やインフルエンザなどの感染症予防や喉の不調、口腔ケアに有効と言われています。肌に対しても抗菌・抗真菌作用がありますので水虫などの皮膚感染症のケアにも利用されます。血行促進や消化促進、リラックスなど幅広い効果が期待出来ます。

画像:タイム

 

タイムについて

基本データ

通称
タイム(Thyme)
学名
Thymus vulgaris
別名
立麝香草(タチジャコウソウ)、コモン・タイム(Common thyme)、百里香
花言葉
勇気、行動力がある、活動的、大きな望み
誕生花
5月22日、6月2・18日、8月27日
科名/種類
シソ科/常緑小低木
使用部位
全草(葉、茎、花)
代表効果
抗菌、殺菌、抗ウイルス、防腐、うっ帯除去、利尿、強壮、鎮痙、去痰、駆風、抗酸化、収れん
こんな時に
風邪の初期症状、感染症予防、気管支炎、ぜんそく、疲労・夏バテ、水虫、肩こり、オーラルケア、不安・抑鬱緩和
おすすめ利用法
ハーブティー、ハーバルバス、ハーブチンキ、湿布、浸出油、スチーム吸引、手作り化粧品、料理用ハーブ、精油
ハーブティーの味
やや苦味がありスパイシーだが、後味はスッキリする

植物紹介

タイムはシソ科に属し、丈が低いものの草本ではなく低木植物に分類されます。タイムというのはイブキジャコウソウ属 (Thymus) の植物の総称であり、ヨーロッパ、北アフリカ、アジアなど広い範囲において約350種類以上もの種類に分かれています。ハーブとして利用されることの多いセルピルム(ワイルドタイム)から分化してコモンタイムが出来たと考えれれています。

ハーブの中でも古い歴史を持つタイムは、紀元前から殺菌作用や防腐作用があると考えられており古代エジプトではミイラを作る際にも利用されていたと考えられています。古代ギリシアでは入浴時や神殿で焚く香として利用したほか、戦場へ向かう際の勇気の象徴としてタイムで作った冠を被ったという話もあります。

中世になると「持ち主に勇気を与える」と信じられ女性から戦士への贈り物に添えるハーブとして利用されたり、来世への旅路を導くとして葬儀の際に棺に入れる、料理に入れて保存効果を高める、ペストなどの伝染病予防としてなど日常的なものから宗教的なものまで幅広い用途で用いられるようになります。

現在では肉や魚の臭みを消す、料理用ハーブとしての使用が最もメジャーです。タイムを使う料理といえばフレンチなどの印象が強いですが、ケイジャン料理・カリブ料理・中東料理など世界中の料理に利用されています。

タイムの栄養・成分・期待できる効果

タイムティー

タイムは非常に多くの種類がありますが、ハーブティーとして利用する場合は「コモン・タイム(タチジャコウソウ)」が一般的に原料とされます。

殺菌作用について

タイムはフェノール類の「チモール」や「オイゲノール」などの成分を含み、殺菌、抗真菌、抗ウイルス作用に優れています。そのため殺菌・抗ウイルス効果はハーブの中でトップクラスとも言われています。

風邪・インフルエンザ予防

飲用やうがいにタイムティーを利用すると呼吸器の殺菌になり、風邪やインフルエンザなどの予防に効果的と言われています。喉が痛い時などにタイムのハーブティーでうがいをすると不快感の緩和になりますし、風邪・インフルエンザなどの予防にも役立つでしょう。免疫力を高める働きも期待出来ます。

咳・口腔ケアに

タイムは痰を取り除く作用がある「サポニン」という成分を含み、咳・痰などの症状をはじめ気管支炎やぜんそくの症状緩和にも役立つとされています。
タイムのハーブティーをマウスウォッシュとして利用することで、咽頭炎や口内炎、歯肉の感染症も予防にも役立つとされていますし、口臭予防にもなります。

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その他の働きかけ

血行促進・強壮

タイムのハーブティーには血行促進作用があり、冷え性の改善や体の強壮(機能回復)に役立つとされています。血圧上昇作用もあるので、低血圧気味で朝なかなか起きられないような方や、倦怠感がある・やる気が出ないなどのどんよりとした「だるさ」の改善にも利用できるでしょう。

消化器系に

料理用ハーブとして頻繁に用いられている理由の一つでもありますが、タイムには臭みを消す香りだけではなく、血行促進などによる消化促進作用があります。食べ過ぎや胃もたれの軽減に役立ってくれるでしょう。

タイムの殺菌力はピロリ菌など胃腸内の細菌に対しても効果が期待され、胃潰瘍などの内臓の疾患予防に役立つのではないかとする説もあります。

リラックスに

タイムに含まれるフラボノイドも体をリラックスさせる働きがあります。またタイムティーの強い香りと味は口内や喉をスッキリとさせ爽快感をもたらします。その爽やかな感覚からも、疲労感や倦怠感・不安などの緩和やリラックスするのに役立つと考えられています。

フラボノイドには痙攣を抑える働き(鎮痙作用)がありますし、心身がリラックスすることによっても消化器系の機能低下や痙攣を抑える、生理痛の緩和なども期待できるでしょう。

アロマなど外用(飲食以外)で期待できる効果

浸出油の場合はそのまま利用することもできますが、精油をスキンケアやマッサージに利用する場合は必ず希釈して利用してください(協会によって精油希釈濃度の基準は異なりますが、肌に使用する場合は概ね1%以下が安全とされています)
飲用など精油の経口摂取は出来ません。

タイム精油の心身への効果

心への作用

タイムの香りは神経の強壮作用や脳細胞を活性化する働きがあるとされています。不安や憂鬱・自信喪失時などに前向きさと活力を取り戻す手助けをする、集中力や記憶力の向上効果などが期待出来るとされています。

体への作用

タイムの精油はハーブティよりも成分が凝縮しており、より強い殺菌効果と抗ウイルス作用が期待出来ます。風邪・インフルエンザなどの感染症予防に役立つほか、喉の不調改善、消化促進効果などがあるとされています。
強心作用や血圧上昇作用などもありますので、香りを嗅ぐことでも血行不良や低血圧の改善に効果が期待出来るでしょう。

スキンケアに

皮膚感染症に

タイムはチモールとオイゲノールによる抗菌・抗真菌作用が期待できることから皮膚感染、特に水虫やマラセチア菌による脂漏性皮膚炎などの真菌性皮膚炎のケアに利用されます。

精油の場合は成分が強すぎて刺激となってしまう場合がありますので、ハーブティーをコットンに染み込ませてパッティングしたり、手作りしたハーブチンキや抽出液を薄めて利用した方が無難でしょう。
ハーブバスにすると肌を清潔に保つだけでなく蒸気吸引のような形になり呼吸器系の不調改善や風邪予防にも効果が期待出来ます。

タイムの注意事項

  • 妊娠中・授乳中・高血圧の人は長期常用や、多量飲用は避けましょう。
  • ホルモン補充療法を受けている場合や甲状腺疾患のある方は使用を避ける、もしくは医師に相談の上使用してください。

ハーブティー

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投稿日:2015年8月14日
更新日:
制作:ボタニカル♪ラブ

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