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甘茶蔓(アマチャヅル)
健康茶と期待される効果効能紹介

高麗人参に類似したサポニンの効果に期待

甘茶蔓(アマチャヅル)は日本~東南アジアに自生している植物で、1977年に「薬用人参(高麗人参)と同様の有効成分であるサポニンが70種類以上含まれている」と発表されてから健康効果が注目されました。近年ストレス対策や花粉症などのアレルギー症状緩和に役立つことから再び人気が高まっています。

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甘茶蔓(アマチャヅル)について

植物紹介:甘茶蔓(アマチャヅル)

甘茶蔓(アマチャヅル)は日本・中国~東南アジア辺りに自生しているウリ科アマチャヅル属に属すツル性多年草で、中国では絞股藍(こうこらん)と呼ばれ古くから薬草として葉が使用されており、明時代には七葉胆(しちようたん)という生薬名で気管支炎・肝炎・消化器の潰瘍の治療に用いられたという記録が残っています。

甘茶蔓という和名の由来は甘味が強いことに由来しており、英語でもその甘さから「Sweet tea vene」と呼ばれることがあります。その他にもゴスペルハーブやジオグランなどとも呼ばれています。ちなみにお釈迦さまのお誕生をお祝いする際の「甘茶(学名:Hydrangea macrophylla var. thunbergii)」や甘草(リコリス)は全く別の植物を原料にしているため混同に注意が必要です。

甘茶蔓は北海道~沖縄まで日本全国に自生しており、長い間雑草として扱われていました。しかし1977年日本生薬学会で竹本博士が「薬用人参(高麗人参)と同様の有効成分であるサポニンが70種類以上含まれている」と発表してから重要な薬草として注目を集めるようになります。1991年には北京で開かれたInternatinal Conference on Traditional Medicine(伝統薬世界会議)において10種類の最も重要な強壮ハーブの一つにも選ばれています。

日本では一時期ブームになった後しばらくの間は一部の人にしか利用されない状態でしたが、近年花粉症やアトピーなどのアレルギー症状軽減やストレス緩和に役立つことなどから再び注目が集まっているようです。

基本データ

通称
甘茶蔓(アマチャヅル)
別名
Jiaogulan(ジャオグラン)、絞股藍(コウコラン)、Sweet tea vene、Gospel herb、Five-leaf ginseng、Poor man’s ginseng
学名
Gynostemma pentaphyllum
科名/種類
ウリ科アマチャヅル属/つる性多年草
花言葉
誕生花
代表成分
サポニン類(ギペノサイド、ジンセノシド、プロトパナキサジオールなど)、フラボノイド
使用部位
葉、茎
代表効果
鎮静、鎮痙、利尿、免疫・神経系の強化、循環器系機能向上、肝機能強化、抗アレルギー、血圧降下、血糖降下
こんな時に
緊張、ストレス、不眠、片頭痛、腰痛、肩こり、疲労回復、アトピー、花粉症、気管支炎、喘息、リウマチ、糖尿
おすすめ利用法
ハーブティー
ハーブティーの味
緑茶のような乾いた草の香り、味は甘みがある。
※濃くするほど苦味が増します。
カフェインの有無
ノンカフェイン

甘茶蔓(アマチャヅル)の栄養・成分・期待できる効果

甘茶蔓茶

甘茶蔓(アマチャヅル)茶はジンセノサイドなど70種以上のサポニン・ギペノサイド(トリテルペノイドサポニン)やゲルマニウム、フラボノイドなどを含んでいます。サポニンは薬用として重宝される高麗人参(朝鮮人参)とほぼ同じ構造であることから、高い健康効果があるのではないかと考えられています。
※高麗人参と全く同じ効果があるわけではありません。

精神・神経への働きかけ

ストレス性の不調緩和

甘茶蔓茶に多く含まれているサポニンは神経興奮を鎮静する働きがあります。高麗人参サポニンは興奮・鎮静両方の働きが報告されていますが、アマチャズルサポニンはほとんどが鎮静作用として働くものであることから「鎮静」という働きについてはより高い効果が期待出来ると考えられています。

ストレス・イライラ・神経過敏・緊張の緩和改善など精神面のサポートはもちろんのこと、ストレス性の不眠・頭痛・肩こりなど肉体面においても様々な症状の緩和に役立つと考えられており、特にストレスの影響を受けやすい消化器系の不調(腹痛・胃痛・胃潰瘍・便秘・下痢など)の緩和に約立ちます。また疲労回復にも有効とされています。


アレルギー症状緩和・免疫力向上

甘茶蔓が花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状に良いとされるのもまたサポニンの働きによるところが大きいと考えられます。花粉症をはじめとするアレルギー症状は不規則な生活(睡眠不足など)や暴飲暴食・精神状態などの心身にかかるストレスが増えると悪化することが示唆されていますから、鎮静作用によってストレス状態が緩和されることで改善が期待出来ます。

加えてサポニンにはグルココーチゾン生成促進による抗アレルギー効果や免疫・神経系統の強化作用があると考えられています。
アレルギー症状は免疫機能の過剰反応が原因で起こりますが、これは免疫力が過剰に高いというわけではなく誤作動を起こしている状態です。免疫力アップといっても無闇に攻撃的になるわけではなく、免疫機能が正常に働くようにサポートしてくれますから過剰反応を抑える働きも期待出来るのです。風邪やインフルエンザなどの予防にも効果が期待出来ます。

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健康維持に

老化防止・生活習慣病予防

甘茶蔓に含まれているサポニンは新陳代謝を活発化させることで、細胞を若返らせ老化防止・若返りに役立つと考えられています。サポニン以外にもフラボノイドなど抗酸化作用のある成分も含まれていますから、酸化ダメージの低減と回復両方に効果が期待できるでしょう。

サポニンには老化防止だけではなく、肝機能を改善し善玉コレステロールを増加させて、悪玉コレステロールを減少させる働きや、血糖値低下、血圧低下などの働きがあると考えられています。甘茶蔓にはコレステロールの酸化を防ぐことでドロドロ血液の予防や改善に役立つフラボノイドも含んでいますから、複合して生活習慣病予防にも効果が期待されます。
がん予防に役立つとする説もあるようです。


その他、期待できる健康効果

甘茶蔓に含まれるジンセノサイド、プロトパナキサジオール、ギペノサイドと呼ばれるサポニンは鎮痙作用もあり、鎮静作用と合わせて呼吸器系トラブルの緩和にも役立つとされています。経験医療が主流であった時代から気管支炎に民間医治療薬として用いられてきた歴史がありますから、咳や気管支炎の緩和にも効果が期待できるでしょう。
そのほかにリウマチや神経痛の緩和にも有効とされています。


美肌作りにも役立つ

肌の水分を守る

甘茶蔓(アマチャヅル)エキスは細胞膜に存在する細孔をもったタンパク質「アクアポリン」の生成を促進させる働きがあると考えられています。アクアポリンは1992年に発見された成分で、細胞の一つ一つの細胞膜に水だけを選択的に通す、水の通り道のような働きを持っています。

肌の表皮細胞にあるアクアポリン3(AQP3)の減少は水分量が減少し、潤いや弾力性・バリア機能が低下することが分かっていますから、アクアポリン量を増加させ老化による減少を防ぐことで若々しい肌のハリや瑞々しさを保ち、乾燥やダメージを受けにくい丈夫な肌作りに役立つと考えられます。


老化防止や肌代謝アップにも

サポニンやフラボノイドなどの抗酸化作用によってお肌を酸化による老化から守る働きが期待できますので、肌のアンチエイジングにも甘茶蔓茶は役立つと言えるでしょう。
またサポニンには血行を促進させる作用があると考えられています。血行が促進され酸素や栄養がしっかりとお肌に行き渡るようになることから、肌代謝向上・ターンオーバー促進・くすみ解消などの働きも期待出来ます。

甘茶蔓(アマチャヅル)の注意事項

  • 妊娠中・授乳中・糖尿上患者の方は使用は避けましょう。
  • 理論的には医薬品と相互作用を起こす可能性がありうると考えられています。投薬治療を受けている方は医師・薬剤師に相談する方が無難です。
  • 短期間の適切な経口摂取での可能性は高いハーブとされていますが、アマチャヅルの粉末によるアレルギー発症や、吐き気・腸の蠕動運動が激しくなり下痢を起こすなどの副作用が稀にあると報告されています。体調に異変を感じた場合は即使用を中止してください。

健康茶

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投稿日:2015年10月19日
更新日:
制作:ボタニカル♪ラブ

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