風邪予防・ストレス対策から、美容面のサポートにも期待
世界中で愛されている紅茶は、製造過程でカテキンから変化したテアフラビンやテアルビジンを筆頭に様々なポリフェノールを含んでいます。老化や生活習慣病予防のほか、血糖値対策としても注目されています。緑茶と同じく優れた抗菌作用があるので風邪予防にも良いと言われていますし、テアニン+精油成分の働きでストレス対策に役立つと考えられています。美肌やダイエットなと女性に嬉しい働きも期待できますよ。
紅茶について
植物紹介:チャノキ/紅茶
紅茶は華やかでありながら安らぐ香りと、サッパリとした飲み口から世界中で愛されている飲料。緑茶の国と言われる日本でもファンが多く、手軽で安価なペットボトルやティーパックから紅茶専門店などでしか買えない希少品まで様々な茶葉が流通していますね。紅茶・中国茶・緑茶などの“茶”とコーヒー・マテ茶は世界三大飲料にも数えられていますし、その中でも紅茶は「世界で最も親しまれている飲み物」と表現される存在でもあります。各国各地で紅茶の淹れ方の作法が異なることも知られています。
紅茶の原料は緑茶や烏龍茶などと同じく「チャノキ」と呼ばれる常緑樹の葉。かつては緑茶と同じ樹高が低く葉も小ぶりな中国種(C. sinensis var. sinensis)の葉が使われていましたが、現在は樹高が高く葉も大きい変種のアッサム種(C. sinensis var. assamica)もしくは両者の交配種が使われることが多くなっています。
チャノキから作られるお茶は大きく紅茶などの発酵茶・発酵させない緑茶などの不発酵茶(無発酵茶)・熟成を軽く仕上げる烏龍茶などの半発酵茶の3つに分かれます。中国では発酵が浅い順に緑茶・白茶・黄茶・青茶・紅茶・黒茶の6段階に分類されています。英語で紅茶はティーもしくはブラックティー(Black Tea)と呼ばれますが、中国茶の区分では黒茶ではなく紅茶になるので少し紛らわしいですね。紅茶は浸出液の色に、ブラックティーは茶葉の色に由来していると言われています。
紅茶を愛する国の代表格と言えばイギリス。紅茶の製法もイギリス人のリクエストによって完成したのではないかという説もあります。紅茶作りの歴史について諸説ありますがヨーロッパ人は“茶”の中でもウーロン茶系の半発酵茶を好み、製造業者が彼らの好みに合わせて発酵を強くしていったという説が有力なのだとか。
イギリス貴族はすっかりこの完全発酵の紅茶にハマり、上流社会での大流行を引き起こします。当時お茶の輸入はオランダ東インド会社が独占していましたが、イギリスは戦争の末にお茶を輸入する権利を奪いイギリス東インド会社が輸入を独占するようになります。またアヘン戦争が行われたきっかけも“紅茶の買い付け”で貿易赤字に陥ったイギリスが支払いにアヘンを使ったためと言われていますよ。そんな紅茶大国イギリスには1840年代に始まったとされるアフタヌーン・ティーのほか、イレヴンジズ、ミッデイ・ティーブレークなどお茶を飲んで休憩する習慣が根付いているそうです。
紅茶の種類について
一括りにされやすい紅茶ですが、様々な種類があり香り・味も物によって別物とされています。紅茶の種類としては紅茶のシャンパンとも称されるインドの「Darjeeling(ダージリン)」が有名ですね。スリランカ(セイロン)の「Uva(ウバ)」と中国の「祁門(キーマン/キームン)」の3つを加えて世界三大紅茶と呼ばれています。
その他インドではアッサムやニルギリ、スリランカではキャンディやディンブラなども知られていますし、日本でも地紅茶(国産紅茶)が各地で製造されています。また同じ産地・原材料であってもファーストフラッシュやセカンドフラッシュなど摘み取り時期によって風味が変わると言われています。こうした紅茶をブレンドしたり、ベルガモットで香りを付けたアールグレイ他香料やハーブなどを混ぜ込んだフレーバーティーを加えると無限といえるくらいの“紅茶”が存在すると考えられます。
紅茶のグレードは茶葉の仕上げの茶葉形状による分類で、大きい順にフルリーフ・ブロークン・ファニングス・ダストの4つに多分されます。よく耳にするオレンジペコー(OP)と言うのは一番大きい茶葉を指し、細かくカットされるとブロークン・オレンジペコー(BOP)に、更に細かくなるとブロークン・オレンジペコー・ファニングス(BOPF)となっていきます。またフラワリー・オレンジペコー(FOP)など芯芽が入っているものもあります。そのほか頭に“S”が付いていたり、末尾に“1”が付いているのは概ね品質が良いことをアピールしているようです。
ただしグレードには国際的な規格ないため産地やメーカー判断で表記されていますし、味・香りを保証するものではありませんから目安程度に考えると良いでしょう。また細かく砕かれたファニングスやダストが粗悪品というわけではありませんので、用途に応じて選ぶと良いでしょう。上記でご紹介したグレードはオーソドックス製法によるもので、それ以外に葉を細かく砕いてから丸く仕上げる“CTC製法”で作られたものもあります。CTCは短時間で濃く出せることが特徴なのでチャイなどを作りたい時に適していると言われています。
基本データ
- 通称
- 紅茶(Tea)
- 別名
- ブラックティー(Black Tea)、チャノキ(茶の木、茶樹)
- 学名
- Camellia sinensis
- 科名/種類
- ツバキ科ツバキ属/常緑樹
- 花言葉
- 純愛、謙遜、追憶
- 誕生花
- 5月26日、11月2・29日
- 使用部位
- 葉部
- 代表成分
- フラボノイド類、カテキン類/タンニン類(テアフラビン、テアルビジン)、アルカロイド(カフェイン)、アミノ酸(テアニン、アルギニン、グルタミン酸など)、ビタミン類、ミネラル類、精油(リナロール、ゲラニオールなど)
- 代表効果
- 抗酸化、血圧降下、血糖値上昇抑制(糖分分解酵素阻害)、抗菌、抗ウィルス、鎮静、興奮、覚醒、利尿
- こんな時に
- アンチエイジング、生活習慣病(高血圧・動脈硬化・糖尿病など)予防、風邪・インフルエンザ予防、リラックス、リフレッシュ、疲労回復、腸内環境改善、口臭予防、虫歯予防、二日酔い、肥満予防、美肌
- おすすめ利用法
- ハーブティー、ハーバルバス、ハーブチンキ、浸出油、湿布、スチーム吸引、手作り化粧品
- お茶の味
- 産地や品種・収穫時期によって大きく異なる
- カフェインの有無
- カフェインを含む
紅茶の栄養・成分・期待できる効果
紅茶(飲用)
抗酸化物質の補給・健康維持に
紅茶は様々な成分を含むため様々な健康メリットが期待されている飲料ですが、特に紅茶フラボノイドやカテキン・タンニン類などのポリフェノール含有量が多く高い抗酸化作用を持つことが代表的です。かつてヨーロッパに伝えられた当初、紅茶は嗜好飲料としてではなく“薬”とされ「万病に効く東洋の秘薬」として売り出されていたのだとか。万病とは言えませんが、昔の人にそう思わせた一端にも高い抗酸化作用が関係していると考えられます。
原料こそ緑茶と同じですが、紅茶はその製造過程でカテキンが化学変化(酸化重合)を起こしテアフラビンもしくはテアルビジンへと変換しています。カテキンは無色ですがテアフラビン類は赤色色素でもあるため紅茶独特のお茶の色になります。ちなみにテアフラビンが多い紅茶は橙赤が強く、テアルビジンが多いほど褐色がかってくるのだとか。このうち抗酸化力が認められ様々な研究が行われているのはテアフラビンですし、一般的にはテアフラビンが多い=水色が鮮やかな濃い赤色をしている紅茶の方が良質とされています。
高血圧・動脈硬化予防に
紅茶に含まれている紅茶フラボノイドやカテキン・タンニン類などのポリフェノールは活性酸素を抑制することで細胞の酸化を防ぎ、筋肉・内蔵機能・免疫機能など体中の機能を健康に保つサポートをしてくれると考えられています。抗酸化物質は様々な健康面・美容面で様々な働きが期待されていますが、その一つとして過酸化脂質の生成・血管への蓄積を防ぐことで、血管が硬化して脆くなる動脈硬化のリスク低下に繋がることが挙げられます。
またテアフラビンには善玉コレステロールそのままに悪玉(LDL)コレステロールを低下させる働きも報告されており、中性脂肪の低下なども期待されています。このため紅茶は血栓や動脈硬化、脳卒中・心臓病などの予防に役立つと考えられています。また血液循環の負荷が少なくなることから高血圧予防にも繋がるでしょう。実験ではより直接的な血圧降下作用を持つ可能性も報告されています。
糖尿病予防にも
紅茶に含まれているポリフェノール類は抗酸化作用以外に、血糖値の上昇を抑える働きも期待されています。これは紅茶に含まれるテアフラビンに糖質の分解を行う酵素(アミラーゼやグルコシダーゼ)の抑制作用があることが報告されているためで、結果として糖質の吸収を抑え食後の急激な血糖値上昇を抑えることに繋がると考えられます。
このため紅茶は生活習慣からインスリンの効きが悪くなる・分泌量が低下することで起こるⅡ型糖尿病の予防効果を持つ可能性があるとして注目されています。緑茶と同様に血糖値を上げ過ぎないように作用するものですから、食後よりも食前もしくは食事中に緑茶を飲むようにすると良いそう。また紅茶の優れた抗酸化作用は糖尿病合併症の予防にも役立つのではないかと考えられています。
免疫力向上・風邪予防
紅茶の代表成分と言えるテアフラビンはカテキンを元とする物質で、優れた抗菌・抗ウイルス作用を持つことが報告されています。紅茶フラボノイドもしくは紅茶ポリフェノールに抗菌作用がある・風邪やインフルエンザの予防に良いと言われるのも、このテアフラビン類の働きによるところが大きいと考えられています。テアフラビンもカテキンと同様にインフルエンザウイルスのスパイク(突起部分)に結合し、ウィルス活性を抑制する働きが報告されています。
テアフラビン以外にも紅茶には抗菌作用が期待できるポリフェノールや精油成分などが含まれていますし、紅茶ポリフェノールは抗酸化作用によって免疫力の低下を予防し正常な免疫機能を保持する働きも期待できます。薄めた紅茶でうがいをするとより効果的と言われています。
そのほか健康維持に嬉しい働きかけ
リラックス・精神安定サポート
紅茶の旨味成分であるテアニンは脳血管関門を通過できるアミノ酸の一種で、気持ちを落ち着かせたりリラックスさせる働きを持つGABAなどの抑制系神経伝達物質の働きをサポートする働きが認められています。そのほかにテアニンの摂取でリラックスの指標となるアルファ波の出現頻度増大・幸福感や意欲などを司るドーパミンの分泌促進などが見られたことも報告されています。このため緑茶や紅茶はリラックス効果が期待できるお茶としても期待されています。
加えて紅茶にはリナロールやゲラニオールなどの香気成分(精油成分)も含まれています。こうした香り成分も鎮静作用や抗うつ作用を持つと考えられていますから、ストレスや緊張で強張ってしまった心身のサポートに役立ってくれるでしょう。またベルガモットの香りをつけたアールグレイを筆頭に、ブレンドティーなどとして利用すると更にリラックス効果が期待できる“香り”が加わりますから、相乗効果も期待できます。気持ちを落ち着けたい・リラックスしたい時にはカモミールやリンデンフラワーなどを加えてみるのもオススメです。ただしカフェインを含むためおやすみ前の摂取は避けて下さい。
疲労回復・リフレッシュに
紅茶もチャノキを原料とするお茶であるため、緑茶などと同様に基本的にはカフェインを含む飲料です。カフェインというと「体に悪い」というイメージを持たれがちですが、脳を覚醒させて眠気を覚ます・疲労感を軽減する・気持ちをリフレッシュさせる働きもあります。お茶が世界中で親しまれるようになったのも、カフェインの作用で気分が高まることに関係しているのではないかという説があるほど。
このため適量のカフェインは勉強中や仕事中のリフレッシュとして役立ってくれると考えられますし、リラックス効果が期待できるテアニンもラットを使った実験では記憶力・集中力向上効果が報告されています。リフレッシュしてもう一踏ん張りしたいという時にも紅茶は適しているでしょう。こうした場合はペパーミントやレモングラスなど爽やかなハーブを加えてみても良いと思います。
ちなみに紅茶のカフェイン含有量は100gあたり20mgとされており、一杯(150ml)であれば30mg程度。コーヒーの半分かそれ以下ですから、飲み過ぎには注意が必要ですが1日数杯程度の摂取であれば問題はないと考えられています。テアニンはカフェインと結びつき、カフェインの持つ興奮・覚醒作用を穏やかにする働きがあるという説もありますよ。
腸内フローラを整える
紅茶テアフラビンは殺菌・抗菌作用が高く、かつ乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌には影響を与えずに腸内悪玉菌のみを減少させる働きがあると言われています。この働きから腸内フローラのバランスを良くする働きが期待されており、下痢と便秘両方の改善効果も報告されているそう。カテキン類には消臭効果があることと合わせて、便やオナラの臭いを弱めてくれるのではないかという説もあります。
虫歯・口臭予防に
テアフラビンには強い殺菌作用があるため、紅茶を飲むことで口内に残った食べかすに細菌が繁殖するのを防ぐ働きがあると考えられています。また緑茶同様にフッ素(タンニン)が含まれていることから歯そのものを守る働きも期待されていますし、カテキンによる消臭作用から口臭予防にも役立ってくれるでしょう。ただし紅茶に含まれているタンニンやカフェインなどは歯の着色汚れ(ステイン)の原因となりますから、紅茶うがいをした後に水ですすぐ・歯磨きをしっかりと行うようにして下さい。
二日酔い予防・回復促進に
紅茶に含まれているカフェインは利尿作用によってアセトアルデヒドの排出を促すことで、二日酔いによる頭痛の軽減に有効とされています。そのほかカフェインは肝臓の働きを助ける働きも期待できると言われていますし、カテキンは胃粘膜の保護によって不快症状の軽減に役立つとされています。また紅茶には利尿作用や消臭作用もありますので、飲んだ翌朝のむくみケアや口臭対策にもなるでしょう。
美容面で期待される作用
肥満予防・ダイエットサポートに
紅茶に含まれているテアフラビンによるアミラーゼやグルコシダーゼの活性抑制作用は糖質の吸収を抑制することで糖尿病予防に繋がるだけではなく、血糖値の急激な上昇を抑えてインスリンが血中の糖を脂肪細胞へ蓄えるのを防ぐ=肥満を予防することにも繋がるの考えられます。加えて紅茶には脂質代謝酵素(リパーゼ)の活性阻害作用を持つ可能性も報告されていますから、食事からの余分な糖質・脂質吸収を抑える働きが期待できるでしょう。
またカフェインは遊離脂肪酸を増加させる働きが認められています。遊離脂肪酸は中性脂肪を分解して作られますので、カフェインを運動前に摂取することで脂肪燃焼効率が高まると考えられています。利尿効果・腸の状態を整え便通を良くするなど老廃物の排出を促してくれる働きも期待できますから、適量の紅茶摂取ははダイエットサポートとしても役立つと考えられてます。
美肌・アンチエイジングに
紅茶はテアフラビンを筆頭に抗酸化作用を持つポリフェノールを多く含む飲料です。シミやシワ・たるみなど肌の老化現象も活性酸素による酸化ダメージが大きく影響していると考えられていますから、抗酸化物質の補給は内側からのアンチエイジングをサポートとしても役立ってくれるでしょう。活性酸素の発生源となる紫外線対策などにも役立ってれます。
また酸化=老化というイメージが強いですが、酸化は肌のバリア機能低下による乾燥や肌荒れ・過酸化脂質の増加によるニキビなどの原因ともなりますから美肌保持にも役立ってくれそうですね。そのほかテアフラビンによる糖質の吸収抑制から抗糖化に役立つ、リラックス効果からストレス性の肌荒れ予防に良いという説もあります。
お茶以外の使い方(外用)で期待できる効果
入浴剤代わりに
飲んだ後の紅茶の手軽な再利用法として、紅茶風呂を作るという方法があります。紅茶風呂はタンニンによる抗炎症作用が期待できるため日焼け後のケアにも良いと言われています。抗酸化作用やメラニン生成を抑制する働きもあるので、日焼けにかかわらず美肌の湯として取り入れている方もいらっしゃるそう。血行促進作用や香りによるリラックス効果が期待できるため、疲労回復・冷え性軽減・むくみ軽減などの効果も期待されています。カフェインの関係から紅茶は寝る前に飲まない方が良いですが、紅茶風呂ならおやすみ前にも適していますね。
紅茶風呂の作り方としては使用済のティーバッグを3個程度、もしくは紅茶の茶葉を20g程度お茶パックなどに入れたものを湯船に浮かべるだけ。入る前に少し揉むと良いでしょう。もちろん未使用の茶葉を使ったり、煮出した紅茶をお湯に混ぜる方法でもOKです。タンニンにより浴槽が痛む・着色される等の可能性がありますのでその日のうちにお湯は捨て、浴槽をキレイに洗うようにしましょう。
入浴中はティーバックでお肌をパッティングするとより効果的とされています。そのほかリンス後にティーパックで髪をパッティングすると艶が出る、目を閉じて瞼の上に紅茶のティーバックを乗せておくと疲れ目・まぶたの腫れに良いという説もあります。カテキン類による消臭作用も期待できますから、体臭や汗臭さが気になる時にも良いでしょう。
スキンケアに
タンニンによる抗炎症作用、ポリフェノールによる抗酸化作用が期待できることから紅茶はスキンケア用にも使われています。肌荒れの軽減やアンチエイジングの他、若干のハイドロキノンが含まれているので美白に良いとする説もあります。すぐに使う場合は浸出した紅茶をそのままローションとして使うことも出来ます。小麦粉やヨーグルトと加えてパックにする・チンキ剤を作って本格的な手作りコスメを作るという方もいらっしゃるようです。
優れた殺菌作用からニキビケアにも有効と考えられますし、白癬菌に対する殺菌効果が報告されていることから水虫対策としても取り入れられています。水虫予防であれば紅茶風呂や足湯に、出来てしまったものであれティーバックでパッティングもしくはパックする方法がとられています。ティーバックを睡眠時間中ずっと患部にあてておくという民間療法もありますが、ラップなどで長時間固定すると蒸れて悪化してしまうケースもあるので注意しましょう。
消臭・芳香剤に
殺菌作用や消臭作用が期待できることから、紅茶の出がらし・古くなってしまった紅茶の再利用法として「消臭剤」という方法もあります。ふんわりと紅茶の香りが漂うので、市販されている人工香料系の香りが苦手な方にも良さそうですね。そのほかホルムアルデヒドの吸収効果が期待されているため、シックハウス症候群対策としても使われているのだとか。
注意点としては着色しやすいこと。濡れたままの茶殻を使うと床やカーペットなどに茶色い跡が残ってしまうので、出がらしを使う場合はきちんと感想させるか染みないようガラス瓶などに入れておく必要があります。乾かすが面倒という場合は生ゴミのゴミ袋や三角コーナーなどに入れておくという方法もあります。
紅茶の注意事項
- 妊娠中・授乳中は摂取量を控えましょう。
- 医薬品を服用中の方は医師・薬剤師に確認の上摂取するようにしましょう。
- 胃が弱い方は空腹時の飲用を避けてください。