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フィーバーフュー
ハーブティーと期待される効果効能紹介

偏頭痛持ちの味方「奇跡のアスピリン」

フィーバーフューは古代ギリシャ時代から炎症を抑える作用が認められていたハーブです。古くから知られていた頭痛や偏頭痛に対しての効果が科学的にも認められ、現在も痛みに悩む多くの方に愛されています。また近年はアレルギー症状改善にも効果が期待され「天然の抗ヒスタミン」として花粉症などに悩む方にも利用されています。

画像:フィーバーフュ-(マトリカリア)

 

フィーバーフュ-について

植物紹介:フィーバーフュ-(夏白菊)

フィーバーフューはキク科ヨモギギク属に分類されますが、以前はカモミールと同様のシカギク属(Matricaria属)に分類されていたため園芸名では「マトリカリア」とも呼ばれています。
バルカン半島~西アジア辺り原産と言われていますが、いつ頃からフィーバーフューが薬用として利用されてきたかは定かではありません。古代ギリシャ時代にペダニウス・ディオスコリデスが抗炎症剤と記したものが最古の記録とされており、頭痛や月経困難症などに利用されていたと考えられています。

属名のTanacetumはギリシア語で不死を意味しており、種小名parthenium(パルテニウム)は古代ギリシア時代にパルテノン神殿から転落した人の命をフィーバーフューが救ったとい伝承や、乙女(=parthenos)の不調緩和に役立つ薬草だったことが由来ではないかと言われています。フィーバーフュー(feverfew)はラテン語の「febrifugia=熱を下げる」という言葉に由来しており、解熱以外にもヒステリーやのぼせなどにもかつては利用されていたようです。民間医薬としては偏頭痛や関節炎などの鎮痛剤としても利用され「奇跡のアスピリン」とも呼ばれていました。

1978年にフィーバーフューの葉で偏頭痛が治ったという女性がイギリスで報道され話題になったことから本格的な研究がスタートし、フィーバーフューの主成分パルテノライドにプロスタフランジン抑制作用があることが報告されます。
また近年はヒスタミンを抑制することでアレルギー症状を抑える働きが注目されており「天然の抗ヒスタミン」として花粉症や喘息などアレルギー症状に悩む方からの需要が高まっています。

基本データ

通称
フィーバーフュ-(Feverfew)
別名
マトリカリア(Matricaria)、夏白菊(ナツシロギク)
学名
Tanacetum parthenium
科名/種類
キク科ヨモギギク属/多年草
花言葉
集う喜び、楽しむ心、深い愛情、忍耐、鎮静
誕生花
5月27日、6月1日・22日
使用部位
地上部(葉、茎、花)
代表成分
セスキテルペノイド類(パルテノライド、ゲルマクラノリドなど)、タンニン
代表効果
鎮痛、鎮静、消炎、血管拡張、抗炎症、消化促進、子宮刺激、通経
こんな時に
偏頭痛、光過敏症、アレルギー症状(喘息・花粉症)、吐き気、消化不良、生理痛、月経不順
おすすめ利用法
ハーブティー、ハーブチンキ、手作り化粧品、ポプリ
ハーブティーの味
爽やかなグリーンな香り、少し苦味がある
カフェインの有無
ノンカフェイン

フィーバーフュ-の栄養・成分・期待できる効果

フィーバーフューティー(ナツシロギク茶)

偏頭痛・アレルギー・炎症に

偏頭痛の予防緩和に

偏頭痛の原因はハッキリとは解明されていませんが、一般的には脳の血管が過度に広がって痛みを感じる神経を刺激することが原因、痛みを感じるほどに血管が拡張するにはセロトニンが関係していると考えられています。
セロトニンはハッピーホルモンとも呼ばれ、ストレスを感じた際などに分泌されるドーパミンやノルアドレナリンのバランスをとり精神安定を促す存在として取り上げられることの多い存在ですが、精神安定以外にも血管を収縮させる働きを持っています。諸説ありますが、セロトニン分泌が収まると収縮した血管が元に戻ろうと拡張した際に偏頭痛が起こるのではない赤と考えられています。

フィーバーフューに含まれるパルテノライドには血液(血小板)凝固抑制作用やセトロニン放出抑制作用があり、血液の流れをしっかりと確保することで偏頭痛の軽減や予防に有効であると考えられています。またロイコトリエンやトロンボキサンチンなどの生理活性物質のバランスを正常化することで偏頭痛の激しい痛みに伴う吐き気・嘔吐・光過敏症にも有効性が認められています。


関節炎やリウマチに

パルテノライドには炎症の原因物質であるプロスタグランジンの生成を阻害する効果があるとも言われています。フィーバーフューは鎮痛効果と原因物質抑制効果が期待出来ることから関節炎やリウマチの緩和などにも有効と考えられています。イギリスでは慢性関節リウマチの痛みの緩和にも利用されています。


アレルギー症状に

フィーバーフューは「天然の抗ヒスタミン」と呼ばれるように、アレルギー反応を起こす原因となるヒスタミンを抑制する働きがあります。そのため喘息や花粉症などのアレルギー症状緩和に有効と考えられています。そのほか鼻詰りによる酸素不足などから発症する花粉症による偏頭痛・頭のぼんやり感の緩和にも役立つと言われています。

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そのほか期待される作用

女性の不調に

フィーバーフューは子宮の強壮・刺激作用、「奇跡のアスピリン」とも呼ばれた鎮痛効果があることから生理不順や生理痛など月経トラブルにも有効とされています。鎮痛剤よりは胃のダメージが少なくて済みますので偏頭痛以外に生理痛が重い方にも重宝されています。


薄毛予防に

フィーバーフューに含まれるパルテノライドには発毛効果が報告されており、薄毛予防や発毛効果を期待したサプリメントなどにも配合されています。発毛のメカニズムはハッキリと分かっていませんが、男性型脱毛症の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の生成に関わる物質(NF-kB)の働きを抑制するのではないかと考えられています。


その他

解熱作用があり発熱を伴う風邪やインフルエンザのケアに、去痰・抗炎症作用などから喉の不快感や気管支炎にも有効とされています。また苦味成分が消化器を刺激して消化を促進させるとも言われています。

外用(飲食以外)で期待できる効果

入浴剤として

フィーバーフューは薬湯・薬用入浴剤としてよく利用されるハーブです。血管拡張作用があるため冷え性の改善や疲労回復に有効とされいます。また頭痛や関節痛、神経痛、リウマチの緩和も期待出来ます。


お部屋の虫除けに

フィーバーフュー(ナツシロギク)は防虫効果があるため虫除けとして花壇の植物のあいだに植えられることもあります。ドライになっても防虫効果はありますので乾燥させた葉でポプリやサシェを作ってお部屋やタンスに入れておくと良いでしょう。

フィーバーフューの注意事項

  • 妊娠中・授乳中・お子様への使用は避けましょう。
  • 長期間に渡る使用は控えましょう。常用している場合は離脱症状を起こす可能性があるため突然中止せず徐々に減らしていくようにしてください。
  • 生葉の摂取は口内炎・唇の腫れ・味覚喪失などを起こす可能性があります。
  • キク科植物にアレルギーのある方、血液凝固材との併用には注意が必要です。

ハーブティー

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投稿日:2015年11月13日
更新日:
制作:ボタニカル♪ラブ

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