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ハーブ・生薬・スパイス…植物のチカラで日々を素敵に

ミツバ茶
健康茶と期待される効果効能紹介

ストレス・不眠ケアが期待できる日本のハーブ

香味野菜として親しみがある日本のハーブ、ミツバ(三つ葉)。食材としても栄養豊富な緑黄色野菜として注目されていますが、お茶にして飲むことでも精油成分の働きによる鎮静作用によるリラックス効果や不眠軽減・血行促進作用などが期待できます。体を温める働きがあるとされていますので、冷え性の方や風邪気味の時などにも役立ってくれるでしょう。爽やかな香りで食欲増進にも効果が期待できますから夏バテ対策としてもおすすめです。

画像:ミツバ(三つ葉)

 

ミツバ(三つ葉)について

植物紹介:ミツバゼリ

茶碗蒸しやお吸い物などでもお馴染みのミツバ。少しクセはありますが爽やかな香りと鮮やかな色合で料理を引き立ててくれるため、和食に欠かせない存在とも言われています。ミツバ(三つ葉)という呼び名はそのまま葉が3枚付いているためで、古くは芹(セリ)の変種と思われていたため「ミツバゼリ」と呼ばれていたのだとか。現在はセリ属・ミツバ属と分けられていますが、大分類ではセリ科に含まれていますから人参やセロリの仲間と紹介されることもありますね。

ミツバは朝鮮半島・中国ほか東アジアに広く分布しています。祖先と言える植物は東南アジアが原産のようですが、日本と中国はそれを食用に適したものに品種改良したものを栽培しているのだとか。ミツバが“日本原産のハーブ”と称されるのはこのためです。日本では香味野菜(ハーブ)としてだけではなく普通の野菜感覚でも利用されていますが、これほどミツバを食べるのも日本と中国だけなのだとか。
ちなみに日本にあるミツバは同じ種類でも栽培方法によって大きく“根ミツバ”と呼ばれる通り根がついた状態で売られているもの・関東で好まれ茎がやや太い“切りミツバ”・スーパーなどで通年流通している“糸ミツバ”の3つに分けられています。あまり流通しませんが自生ミツバ(天然ミツバ)もあり、こちらは見た目も香りも強く別の植物だと思われるほどなのだとか。

私達が見慣れている栽培もののミツバが登場するのは江戸時代以降ですが、山野に自生しているミツバは山菜としてそれ以前から食用されてきたと考えられています。また現代では野菜の一種という印象が強いですが、葉を塩で揉んだものは炎症止めの貼り薬として、煎じた野草茶も消炎・解毒剤のような形で民間療法でも古くから使われていたのだとか。江戸時代に記された貝原益軒の『菜譜』には“昔はあまり食べなかったが最近は食べることが増え、市場でも売られている”というような件がありますから、江戸以前は薬代わりに使える草(薬草)という認識が強かったのかもしれませんね。
現在では薬草という扱いはなされていませんが、料理を引き立ててくれる存在・栄養豊富な緑黄色野菜としてミツバは親しまれている存在。また香り成分にストレス緩和やリラックス効果が期待できることも、ストレス社会に生きる現代人のサポートとして注目されています。お茶として飲む場合は不溶性成分が吸収できないため栄養補給源としてはやや劣りますが、リラックス用としてやブレンドティーを作る時のアクセントなどに役立ってくれるでしょう。

基本データ

通称
ミツバ(三つ葉)
別名
ミツバゼリ(三葉芹/野蜀葵)、Japanese honeywort
学名
Cryptotaenia canadensis subsp. Japonica
(Cryptotaenia japonica)
科名/種類
セリ科ミツバ属/多年草
花言葉
意地っ張り、奔放
誕生花
6月7日
使用部位
全草
代表成分
ビタミン類、ミネラル類、精油成分(ミルセン、β-ピネン、α-セリネンなど)
代表効果
神経鎮静、血行促進、食欲増進
こんな時に
ストレス、不眠、貧血、血行不良、冷え性、胸焼け、食欲不振
おすすめ利用法
食用、健康茶、ハーバルバス、ハーブチンキ、湿布
お茶の味
ミツバの爽やかで少し青い香り、薄く草っぽい味がする
カフェインの有無
ノンカフェイン

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ミツバ(三つ葉)の栄養・成分・期待できる効果

ミツバ(三つ葉)茶

日々の健康維持に

ストレス対策・不眠緩和に

ミツバの爽やかでやや青っぽい香りには神経系の興奮を鎮めて、気持ちを落ち着ける働きがあると考えられています。ストレスやイライラ対策やリラックス用としてのほか、神経を鎮めることで不眠の緩和にも効果が期待されています。ミツバの絞り汁を飲ませると赤ちゃんの夜泣きに良いという言い伝えもあるそう。お茶として飲む場合は同系列の香りのヨモギセロリシード、香りを中和させたい時はレモンバームなどとブレンドするのもオススメです。

ちなみにかつてミツバの芳香成分(精油成分)はクリプトテーネンとミツバエンが主成分でありこの2つの成分の働きとされていましたが、現在ではミルセン・ピネン・セリネン・キュパレンなどの精油成分が主であることが報告され、クリプトテーネン&ミツバエンについては否定的であるそう。それでも香気成分の鎮静作用によるリラックス・不眠緩和などの働きかけは期待できると言われています。好き嫌いが分かれる香りですから無理をする必要はありませんが、ミツバの香りが好きな方であればリラックスタイムに取り入れてみると良いでしょう。


貧血・血行不良に

食材としてみるとミツバは比較的鉄分を多く含む存在。お茶として飲む場合は茶殻部分に残る鉄分が多いたため、余すところなくとは言えませんが、ミツバ茶も貧血の予防や改善に良いお茶として親しまれてきました。またミツバの香りには血液循環を促す働きがあると考えられていますから、鉄欠乏性貧血など血液合成に関わる栄養素の不足だけではなく、血行不良によって起こる脳貧血などの軽減にも効果が期待できるでしょう。


冷え性軽減に

ミツバの香りには血行促進効果が期待できることに加え、間接的な働きとはなりますが鎮静作用によって神経の緊張が緩和される=自律神経のバランスが整うことでも体温調節や血液循環の正常化に繋がると考えられます。このためミツバは冷え性の軽減にも効果が期待されています。冷え性の方や風邪の初期症状で寒気・悪寒がある方の場合は生姜と組み合わせて使うと良いでしょう。


食欲増進に

ミツバの香りは鎮静作用だけではなく、消化を促すことで食欲増進作用があると言われています。香味野菜として利用されるのも爽やかな香りをアクセントに使うだけではなく、食欲を高めるという意味合いもあるのだとか。夏バテなどで食欲がない時にもスッキリとした香りなのであまり苦になりませんし、脂っこい食事や食べすぎてしまって胃もたれ・胸焼けがしている時にも役立ってくれるでしょう。


そのほか

上記の働きのほか、どの成分が働きかけるのか定かではないものとしてミツバには解毒作用があるとする説もあります。体内の毒物の分解・排出を助けると考えられデトックスハーブとして取り入れられることもあるようです。

また去痰・鎮咳作用があるとする説もあり、咳など喉の不調緩和に取り入れられることもあるようです。ただし風邪予防や粘膜強化という点から考えると、脂溶性ビタミンに含まれるβカロテンは“お茶”部分にさほど溶け出しませんのでミツバ丸ごと食べるようにした方が良いでしょう。


ミツバ茶の作り方(自作方法)

身近な食材を原料とするミツバ茶ですが、商品として売られていることは残念ながらほとんどありません。自分でミツバ(生葉)からお茶を作る場合には陰干しして乾燥させる方法がメジャーですが、完全に乾燥してしまうと香りが弱くなってしまうため新聞紙などに包んで冷暗所もしくは冷蔵庫で数日~一週間程度おいた“半乾燥状態”のものを使うと良いようです。味はほとんどありませんが生葉にそのままお湯を注いでも香りを付けることは出来ますので、ブレンド用などであれば冷凍したものを砕いて使っても良いでしょう。

野生のミツバは香りや苦味が強いため、おひたしなどにして野菜感覚で食べるのには好き嫌いがありますがお茶にするのには最適なのだとか。近くで天然ミツバが生えているという場合は茶葉にして活用してみてください。

外用(飲食以外)で期待できる効果

入浴剤として

ミツバを入浴剤として利用すると、入浴効果とミツバの香りによる鎮静(リラックス)効果や血行促進効果の相乗効果が期待できると考えられます。ストレスが多い方や不眠気味の方などは半身浴と組み合わせると、ストレス軽減や寝付きを良くするなどの働きが期待できます。ミツバだけを使うと量が必要になりますし、良くも悪くもワイルドな香りになりますから、エッセンシャルオイルなどを組み合わせて香りを整えると良いでしょう。

ミツバ(三つ葉)の注意事項

食材・お茶として通常量を摂取する場合は特に問題はないとされています。
肌に付ける場合は注意して利用しましょう。

健康茶

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