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ハーブ・生薬・スパイス…植物のチカラで日々を素敵に

月桃(ゲットウ)

精神安定やアンチエイジング効果が注目される国産ハーブ

月桃は赤ワイン以上のポリフェノールを含むことや美肌効果が報告され、若さや美肌を維持したい女性に取り入れられています。ショウガ科のハーブなので冷え性の方にも適していますしリラックス効果もあります。お茶以外に化粧品原料や消臭防虫剤、壁紙など様々に利用されてる注目素材です。

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月桃について

基本データ

通称
月桃(ゲットウ,Gettou)
学名
Alpinia zerumbet
別名
シェルジンジャー(Shell Ginger)、サンニン、サネン、ムチガシャ、マームチハサー
花言葉
爽やかな愛
誕生花
7月5日
科名/種類
ショウガ科ハナミョウガ属(アルピニア属)/多年草
使用部位
代表効果
鎮静、刺激、抗酸化、抗アレルギー、去痰、抗菌、殺菌、消毒、防虫
こんな時に
リラックス、集中力向上、神経性疲労、疲労回復、不眠、冷え性、アンチエイジング、美肌、胃もたれ
おすすめ利用法
ハーブティー、ハーバルバス、ハーブチンキ、浸出油、湿布、スチーム吸引、手作り化粧品、料理用ハーブ(香辛料)、精油
ハーブティーの味
草と生姜の様な香りの中に甘さがある、少し苦味があるがまろやかな味

植物紹介:月桃(ゲットウ)

沖縄県の特産品・美や健康の秘訣として近年注目されている月桃は、熱帯から亜熱帯アジアに分布しているショウガ科のハーブです。沖縄県では「サンニン」と呼ばれていることが知られていますが、地域によってサニン、サヌイン、サネン、ムチガシャ、ムチザネン、マームチハサーなど様々な呼び名で親しまれています。

月桃という名前は台湾台湾での現地名で、由来はハッキリしませんが白く滑らかで先端がピンク色をしている花のつぼみが桃に似ているからではないかと言われています。英名はシェルジンジャー(shell ginger)ですが、そのまま「Gettou」と表記されているものもあります。
月桃の名前は見た目から付けられたもののため香りや味は「桃」のイメージとは異なり、やや甘さのある生姜のようなスパイシーな香りがします。ハーブティーの場合はさほど気になりませんが精油はスパイシーさがかなり強いため好き嫌いは分かれるようです。

日本での主産地と言える沖縄県では古くから葉は消臭・防虫・防菌・防カビ・防腐などに役立つことが知られており虫除けに、種子は健胃・整腸効果のある生薬やお茶として利用されてきました。月桃の葉にムーチー(餅)を包んで蒸した「ムーチーカーサー(鬼餅)」を旧暦の12月8日健康・長寿を願って食す習慣が知られています。ちなみにこのお餅は何ヶ月もカビが生えないと言われており、月桃の防カビ効果の高さを物語っています。
縁起物として以外にも肉や魚を蒸し焼きにする時や饅頭の包装などにも利用されています。またブルーシールアイスクリームのフレーバーの1つとしても使われていますし、お土産物としてお饅頭やクッキーなどお菓子などにも月桃を混ぜたものも人気です。

近年は赤ワインのよりも豊富にポリフェノールを含む事が注目され、健康・美容面への効果が期待されています。また香りがストレスの緩和に役立つことや美肌効果があることなどから、アロマテラピー用の精油・芳香蒸留水・月桃エキスを配合した化粧品なども販売されています。

月桃の栄養・成分・期待できる効果

月桃茶(サンニン茶)

美容と健康維持に

高い抗酸化作用

月桃はタンニン類・フラボノイド類などのポリフェノールを豊富に含んでいます。月桃の葉に含まれるポリフェノール総量は諸説ありますが赤ワインの20~34倍とも言われており、高い抗酸化力を持つハーブとして注目されています。

月桃ポリフェノールは老化防止(アンチエイジング)以外に脂肪吸収抑制作用とガン抑制作用があると考えられています。またアレルギーの改善や生活習慣病予防などにも効果が期待出来ますから健康茶としても優秀と言えそうです。

ミネラル補給・美肌効果

月桃の葉にはポリフェノール以外にもカルシウム・マグネシウム・鉄分などのミネラル類が含まれています。月桃が美肌作りに役立つと言われるのは抗酸化作用だけではなく、肌に栄養を届けるために必要なミネラル補給源として適していることも関係しています。

勿論美肌効果だけではなく、鉄分やカルシウムの不足から起こるイライラ・無気力・倦怠感・だるさなど様々な不調の予防・改善にも役立ちます。

リラックス・不眠に

月桃は心に対して鎮静と刺激両方の働きを持ち合わせています。特にストレスや緊張を和らげてリラックス状態へと導く働きに優れており、神経性の疲労やストレスから体調が悪いとき・寝つきが悪くて不眠気味の時にも有効とされています。また月桃に含まれる約14種類のアミノ酸(うち必須アミノ酸6種)からも疲労回復効果が期待出来ます。

精神・神経を鎮静する働きに加え、少しピリッとした月桃独特の香気には刺激作用もあります。脳を活性化させて集中力や記憶力を高める働きも期待できます。穏やかな働きですから、気持ちを落ち着けて頭をクリアにしたい時に適しているでしょう。

血行促進・冷え解消

月桃はショウガ科の植物で、ハーブティーは生姜のように体を温める働きがあります。アンチエイジングや美肌のために月桃茶を飲み始めた方が真っ先に感じる効果が「体がポカポカする」ということも多いよう。

体を温めることで冷え性を改善し、冷えによって悪化する生理痛や頭痛・肩こり・関節痛などの痛みの緩和にも効果が期待出来ます。月桃は冷えとりのお茶としても活躍してくれますし、リラックス効果と合わせて眠る前に飲むと気持ちよく眠るのにも一役買ってくれるでしょう。

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そのほかの働き

消化促進作用があると言われており、去痰・抗菌作用から呼吸器感染症や鼻炎に有効とする説もあります。体を温める働きもありますので風邪の初期症状時などにも効果が期待出来るでしょう。大腸菌や食中毒菌などに対する抑制効果も報告されています。

月桃は食物繊維・アミノ酸・ミネラル・リノール酸などを含む事から脂肪の吸収抑制・分解促進にも役立つと言われており、カリウムなどの利尿作用と合わせてダイエット効果も期待されています。

アロマなど外用(飲食以外)で期待できる効果

浸出油の場合はそのまま利用することもできますが、精油をスキンケアやマッサージに利用する場合は必ず希釈して利用してください(協会によって精油希釈濃度の基準は異なりますが、肌に使用する場合は概ね1%以下が安全とされています)
飲用など精油の経口摂取は出来ません。

心身への効果(精油)

心への作用

落ち着いたグリーントーンの中にスパイシーな清涼感を含む香りのイメージ通り、月桃の香りには鎮静作用と刺激作用があると言われています。特に鎮静作用に優れているとされ、ストレスや不安・緊張を和らげて穏やかな気持ちに導いてくれるでしょう。

また脳を刺激し活性化することで集中力や記憶力の向上にも有効とされています。試験やプレゼン前など落ち着きたいけど集中力も欲しいというシーンでも月桃の香りは役立ってくれそうです。

体への作用

痙攣を抑える働きがあり、胃痛や月経痛の緩和に有効とされています。精神面への働きかけと合わせて精神面に起因する不調(胃痛や過敏性腸症候群など)の緩和にも効果が期待出来ます。

また月桃の精油の主成分である1,8-シネオールには抗菌・抗ウイルス作用や免疫向上作用、抗炎症作用などがあるとされています。そのため鼻炎や花粉症などの呼吸器系の不調・アレルギー症状の緩和にも有効と考えられ、近年は花粉症対策のアロマとしても注目されています。

スキンケアに

月桃はアンチエイジングに役立つとしてスキンケアにも取り入れられ、近年人気が上昇しています。抗酸化作用だけではなく保湿・収れん作用にも優れていることから、肌をキュッと引き締めて潤いを維持してくれる効果も期待出来るでしょう。抗酸化・収れん・保湿の3つの効果から、シミやシワ防止や乾燥肌・脂性肌両方のケアに利用出来ます。

加えて抗炎症作用や殺菌作用も期待出来ることから日焼け後のお肌のケアや、ニキビ・あせも・かぶれなどの肌トラブルの予防・改善にも役立つと考えられています。

殺菌・防虫剤として

月桃は沖縄では古くから防カビや虫除けに利用されてきた歴史を持ち、近年の研究でも1.8シネオールやβ-ピネン、カンフェン、テルピネン-4-オールなど様々な精油成分の複合効果で消臭・防虫・防カビ・抗菌に役立つことが認められています。

近年は消臭剤や防虫・防カビ剤などに月桃精油を配合したものが販売され、化学薬品を使わない安全な製品として多くの方に支持されているようです。ハーブや精油を使って自作する場合はペパーミントやレモンなどとブレンドすると良いでしょう。

月桃の注意事項

    通常の使用の場合、安全とされています。

ハーブティー

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投稿日:2015年12月9日
更新日:
制作:ボタニカル♪ラブ

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