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リンデン・フラワー

精神安定・不眠に役立つ、癒し系ハーブ

ヨーロッパで「千の用途をもつ木」として幅広く活用されてきたリンデン。リンデンフラワーは心を落ち着けてリラックス状態へと導くなど「癒し」の領域に強く、ストレスや神経疲労、精神面に起因する頭痛・腹痛・動悸など様々な不調の緩和に高い効果が期待出来ます。

画像:リンデン・フラワー

 

リンデン・フラワーについて

基本データ

通称
リンデン・フラワー(Linden flower)
学名
Tilia europaea
別名
コモン・ライム(common lime)、セイヨウボダイジュ(西洋菩提樹)、セイヨウシナノキ(西洋科の木)、リンデンバウム
花言葉
夫婦愛、結ばれる愛、結婚
誕生花
7月9日、8月23日
科名/種類
シナノキ科シナノキ属/落葉高木
使用部位
花、葉、苞
代表効果
鎮静、鎮痙、発汗、消化機能改善、血圧降下、保湿
こんな時に
不眠、緊張、ストレス、心身疲労、緊張性頭痛、風邪、インフルエンザ、冷え性、咳、消化不良、下痢、胸焼け
おすすめ利用法
ハーブティー、ハーバルバス、ハーブチンキ、湿布
ハーブティーの味
甘く上品な香りな香りがあり、味はさほどしない

植物紹介

リンデンはヨーロッパが原産の夏菩提樹と冬菩提樹の自然交配種です。リンデン(リンデンバウム)という呼び名はドイツ語ですが、英語ではライム(コモン・ライム)と呼ぶのが正式ですが、柑橘類のライムと混同しやすいので「リンデン」と呼ぶのが定着しているようです。
ちなみに和名では西洋菩提樹と呼ばれますが、仏教のお釈迦様が悟り開いた「菩提樹」はクワ科の印度菩提樹(インドボダイジュ)とは全くの別種になります。

ギリシア神話では旅人に姿を変えたゼウス夫妻が、もてなしてくれた貧しい老夫婦に褒美を尋ねたところ死によって離れ離れにならないことを願われ、主人を樫の木に、妻をリンデンに変えたという伝説があります。花言葉の「夫婦愛」はこの伝説に由来しています。ヨーロッパでリンデンは「千の用途をもつ木」として古くから親しまれています。

リンデンはハーブティーとして利用する場合、花葉などを乾燥させた「リンデンフラワー」と木部を乾燥させた「リンデンウッド」に分けられます。この2つは作用・効能が異なると考えられており、リンデンフラワーは主にストレス性の心身の不調、リンデンウッドは主にむくみ解消やデトックスに用いられています。
⇒リンデン・ウッドはこちら

リンデン・フラワーの栄養・成分・期待できる効果

リンデンフラワーティー

精神面への働きかけ

精神安定に

リンデンフラワーの穏やかでほのかに甘い香りは、神経の緊張を鎮めて高ぶった気持ちを落ち着ける鎮静作用に優れていると考えられています。精神的なストレスを感じているときや神経疲労・不安定さを感じた時に飲むと心を落ち着ける手助けをしてくれるでしょう。

フランスでは興奮しやすい・落ち着きのない子供にリンデンフラワーティーを飲ませる習慣もあったようです。大人でも怒りっぽい・神経質なタイプの方に適していると考えられています。優しい香りですので、PMS(月経前症候群)の生理前イライラや更年期障害などのデリケートな状態の時にもオススメです。

不眠気味の時に

精神を鎮静し、リラックス効果をもたらすことでストレス性の不眠解消にも利用されています。緊張状態が続いて目が冴えてしまう時や不安・心配事が頭から離れず悶々としてしまう夜がある方に適しているでしょう。不眠に有効とされているレモンバームティーカモミールティーとのブレンドもオススメです。

ストレス性の胃腸トラブルに

リンデンフラワーは鎮静・リラックス効果によってストレスに起因する頭痛や動悸など様々な症状に有効とされていますが、中でも消化器系の不調緩和に高い効果が期待出来ます。激しい腹痛や下痢、胃酸過多、胃腸にガスが溜まって膨満感を感じる方などストレスとお腹の不調が結びつきやすい方は一日一杯ずつ飲んでみると良いでしょう。

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その他の働き

血液関係のトラブルに

リンデンの花にはフラボノイ類が含まれており、抗酸化作用や毛細血管の保護・強化に役立つことが認められています。
ビタミンPには血圧降下作用もあり、抗酸化作用による血液サラサラ効果と合わせて高血圧や動脈硬化・心筋梗塞の予防に有効と考えられています。精神面での鎮静作用もありますので、イライラやストレスによる動悸や高血圧にも役立ってくれるでしょう。

冷え性・発熱時に

リンデンフラワーは末梢血管拡張作用や発汗・利尿作用により、体を温めて汗を出すことで熱を下げる働きがあり、発熱を伴う風邪やインフルエンザなどのケアによく用いされています。そのほか鎮咳・鎮痙にも効果があるとされ気管支炎の場合に用いることもあるようです。

血流を促す働きと水分排出を促す働きから、冷え性のやむくみの緩和などにも有効とされています。リラックス効果が期待できることや香りが良い事もあり、体を温める・美容維持などに嬉しい女性向けブレンドティーにもよく使われています。

便利なブレンド要員としても

リンデンフラワーティーは甘さを含んだ柔らかな香りがありますが、味はほとんどありませんので他のハーブティーとブレンドしても邪魔をすることがありません。加えて注意・禁忌事項もないのでお手持ちの紅茶やハーブティーにフレーバー感覚でブレンドすることが出来ます。

ビオフラボノイド(ビタミンP)はビタミンCの吸収・活性をサポートしてくれる成分でもありますから、ローズヒップティーハイビスカスティー(ローゼルティー)などとブレンドすることでビタミンCを効果的に吸収利用できるでしょう。

外用(飲食以外)で期待できる効果

スキンケアに

リンデンフラワーには保湿作用と肌を引き締める働きがあると言われており、フェイシャルスチームやハーバルバスとして利用すると肌の状態を整えるのに役立ちます。
粉末状にすり潰してお湯を少し加え、パックとしても利用出来ます。

リンデン・フラワーの注意事項

    通常の使用では特にありません。

ハーブティー

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投稿日:2015年10月2日
更新日:
制作:ボタニカル♪ラブ

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