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セージ(コモンセージ)

口内トラブルや更年期・老化が気になる時に

セージは口内の炎症や喉の痛みの緩和効果がよく知られています。しかしそれ以外に、ハーブの中でもトップクラスの抗酸化作用や女性ホルモン作用による更年期障害の緩和、消化促進、制汗作用など幅広い働きを持ち、古くは万能薬と考えられていたのが良くわかるハーブの1つと言えます。

画像:コモンセージ

 

セージ(コモンセージ)について

基本データ

通称
コモンセージ(Common Sage)
学名
Salvia officinalis
別名
ガーデン・セージ(Garden Sage)、薬用サルビア
花言葉
尊敬、知恵、幸福な家庭、家庭の徳
誕生花
5月9日、6月30日、12月18・24日
科名/種類
シソ科/多年草もしくは常緑低木
使用部位
葉・茎
代表効果
抗鬱、ホルモン分泌調節、子宮刺激、抗菌、収れん、末梢血管拡張、制汗、デオドラント
こんな時に
頭痛、むくみ、疲労・夏バテ、軽度の鬱症状、更年期、月経不順・月経困難症、水虫、オーラルケア、体臭予防
おすすめ利用法
ハーブティー、ハーバルバス、ハーブチンキ、浸出油、スチーム吸引、料理用ハーブ、精油
ハーブティーの味
スッキリとした香り、やや薬草系の苦味がある味

植物紹介

ラテン語でsalvare(治療・救う)やsalveo(健康)が語源とされているセージは古くから不老長寿の薬草・万能薬と言われるほど、心身を癒すことが知られていたハーブです。種子名のofficinalisも薬用という意味。古代エジプトでは不妊治療に、古代ギリシアでは止血用に用いられていたと伝えられるほか、「長生きをするには庭にセージを植える」という伝承もあるのがとか。

古代ローマではすでにセージの抗酸化作用が知られており、免疫を助ける薬草としても知られていました。現代でもハーブ類の中ではローズマリーと並び高い抗酸化作用を持つとされています。体内・外見の老化防止として親しまれているほか、更年期障害などの女性トラブルの緩和にも役立つとされ女性の愛飲者が多いようです。

広義でセージと呼ぶ場合にはシソ科アキギリ属の植物全体を指すケースもありますが、一般的にはセージ=コモン・セージ(Salvia officinalis)のことを指します。和名の場合はヤクヨウサルビアと呼びますが、サルビアと言った場合には別種の緋衣草(ヒゴロモソウ)など観賞用植物を指すのが一般的です。

セージ(コモンセージ)の栄養・成分・期待できる効果

セージティー

老化防止・体臭予防

セージはフラボノイドやタンニンなどの抗酸化物質を含み、ハーブの中でもトップクラスと言われるほどの高い抗酸化作用があります。老化の原因となる活性酸素による酸化を防ぎ、動脈硬化などの生活習慣病予防としても役立つと考えられています。

体臭予防に

セージは高い殺菌作用に加え収れん・制汗作用を持っているため、体臭や口臭予防としても有効です。抗酸化作用によって加齢臭の原因となる過酸化脂質の生成も抑えてくれますので、加齢臭予防としても役立ってくれるでしょう。

脳・心への働きかけ

セージは神経のバランスを整えるのに役立ち、軽いうつ症状・イライラ・落ち着きのなさ(集中力の欠如)などの情緒不安定さを緩和するのにも役立ちます。ストレスや不安で寝付けない時や、眠っても疲労感が抜けない時などにも役立つとされています。

脳への血流を促進する働きや神経強壮作用などから記憶力向上や痴呆症予防にも効果があるのではないかと注目されており、セージ抽出物が軽度から中等度のアルツハイマー病の高齢者に対して有効であるという研究報告もなされています。

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体の調子を整える

風邪・喉の痛みに

セージには殺菌作用と収れん作用があり、風邪や扁桃腺炎、気管支炎などの呼吸器系感染症の初期症状緩和に有効とされています。風邪予防などの場合はホットで飲むか、ハーブティーでうがいをするのも良いでしょう。

体の不調に

また消化器の筋肉の強張りや痙攣を緩和してくれるので、消化不良や腹部膨満感(お腹にガスが溜まる)などの緩和にも有効です。また消化酵素と胆汁の分泌を促進することで胃の働きを助けてくれます。
精神面への働きかけと合わせて、ストレス性の胃炎や腹痛などにも効果が期待出来るでしょう。消化促進効果を期待する場合は食前にセージティーを飲むとより効果的です。

冷え性・低血圧に

セージは末梢血管を拡張して血液循環を促進する作用があります。体の強壮や冷え性(特に末端冷え性)・低血圧の改善、疲労回復などに効果が期待出来ます。低血圧気味だったり、疲労が溜まって寝起きが辛い方は朝にセージティーを飲んでみても良いでしょう。

女性特有の症状へ

セージティーはホルモン様(エストロゲン様)があり、更年期障害の様々な症状緩和に役立ちます。精神のバランスを整える作用により気持ちの落ち込みやイライラの緩和、制汗作用と合わせてほてりや寝汗を落ち着ける効果も期待出来るでしょう。
月経不順や月経痛、PMS(月経前症候群)など広い月経トラブル緩和にも有効とされています。

ただし子宮を刺激する・母乳の分泌を抑制する働きがあるとされていますので、妊娠中は使用せず、授乳中も控えたほうが良いでしょう。母乳分泌過多(気味)の方も医師に相談の上使用することをお勧めします。

アロマなど外用(飲食以外)で期待できる効果

浸出油の場合はそのまま利用することもできますが、精油をスキンケアやマッサージに利用する場合は必ず希釈して利用してください(協会によって精油希釈濃度の基準は異なりますが、肌に使用する場合は概ね1%以下が安全とされています)
飲用など精油の経口摂取は出来ません。

セージ精油の心身への効果

心への作用

セージの香りは頭をシャッキリとさせ、集中力や記憶力の向上に役立ちます。勉強中や仕事中は勿論ですが、認知症やボケ防止にも役立つとされています。

抗鬱作用や鎮静作用など精神面を安定させる働きもあります。気分の落ち込みや失敗から立ち直れないようなネガティブな場合や、感情が高ぶってイライラしがちであったり感情の揺れ幅が大きくコントロールが難しい時にも、頭をリフレッシュして自分を取り戻す力を貸してくれるでしょう。

体への作用

ハーブティーと同様に消化促進・殺菌・去痰作用などがあり、疲労時や夏バテの食欲不振や消化不良の改善、風邪などによる喉・鼻の不調緩和に効果が期待出来ます。

女性ホルモンに似た働きをする(エストロゲン様)も含まれていますが、セージティーよりも精油の方が成分が凝縮されているので扱いには注意が必要です。妊娠中・授乳中・ホルモン療法を受けている場合は使用出来ません。
更年期障害や生理不順・少量月経などの月経トラブル改善への働きかけは精油の方が高いと考えられます。

口腔ケア・感染症ケアに

セージは抗微生物(菌・真菌)作用があると考えられており、水虫などの皮膚感染症に有効とされるほか、おりものの臭いが気になる場合などにも利用出来ます。

セージにはツヨンやタンニンなどの炎症を抑える働きがある成分も含まれていますから、歯肉炎・口内炎・口腔粘膜の炎症など口腔ケアにも役立ちます。ハーブティをマウスウォッシュとして利用すると手軽でしょう。歯磨き粉としても使えます。

セージ(コモンセージ)の注意事項

  • 妊娠中はハーブティーや精油の使用は出来ません。
  • てんかんの方、高血圧・糖尿病の薬を服用中の方は使用を避けるか、医師に相談してください。

ハーブティー

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投稿日:2015年8月26日
更新日:
制作:ボタニカル♪ラブ

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