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ハーブ・生薬・スパイス…植物のチカラで日々を素敵に

ワイルドストロベリー
ハーブティーと期待される効果効能紹介

ミネラル補給源に。「幸せを呼ぶハーブ」という伝説も

ワイルドストロベリーは腎臓・肝臓の機能を高めるためむくみの解消や老廃物の排泄促進に役立ち、消化器系の機能を高めるので便秘対策としても効果が期待出来ます。鉄分などのミネラルが豊富で貧血予防や栄養補給源としても適していますし、クセのない味なのでハーブティーをブレンドするときにも役立ちます。

画像:ワイルドストロベリー(ストロベリーリーフ)

 

ワイルドストロベリーについて

植物紹介:ワイルドストロベリー

ワイルドストロベリーは地中海沿岸が原産と考えられる小ぶりな野生のいちごです。冷涼な環境を好み、北半球に広く自生しています。和名エゾヘビイチゴと付けられているように日本でも北海道に帰化したものが自生しています。ただしヘビイチゴ(キジムシロ属)の仲間ではなく、果物として食用にされるオランダイチゴと近い種です。

ヨーロッパ各地の遺跡からワイルドストロベリーの種の化石が発見されていることから古くから食用とされていたと考えられており、中世ヨーロッパでは実を食べる以外に茎や根を民間医薬として利用していたことも分かっています。キリスト教においては正義を象徴する植物でもあったようです。ワイルドストロベリーはオランダイチゴ属で初めて栽培化された種と言われ、16世紀頃からヨーロッパで栽培が行われるようになります。

ワイルドストロベリーはヨーロッパでは「幸運・幸せ(Lucky & Love)」、アメリカでは「奇跡(Miracle)」を運んでくるとも言われ、恋愛成就や素敵な出会いを象徴するハーブとしても愛されているようです。以前日本でも「幸運を呼ぶワイルドストロベリー」としてTVで放送され入手困難になった時期があったようです。そのほか英国王室御用達の陶磁器メーカーWedgwood(ウェッジウッド)を代表する人気のモチーフとしてもよく知られています。

幸運のジンクスについてはさておき、体の強壮や美容に役立つビタミンやミネラルが豊富で、禁忌事項もないため安心して毎日飲めるハーブティーです。ワイルドストロベリーティーと聞くと甘酸っぱいフルーティーなハーブティーを想像しますが、葉が原料ですのでグリーンな香りと爽やかな味がします。自作する場合は十分に乾燥させないと毒を含むとも言われていますので、十分に乾燥させるようにしましょう。果実部分はジャムやリキュールの原料などとして利用されています。

基本データ

通称
ワイルドストロベリー(Wild Strawberry)
別名
ストロベリーリーフ、蝦夷蛇苺(エゾヘビイチゴ)、ヨーロッパクサイチゴ
学名
Fragaria vesca
科名/種類
バラ科オランダイチゴ属/多年草
花言葉
幸せな家庭、尊重と愛情、無邪気、敬慕と愛
誕生花
3月29日
使用部位
代表成分
ペクチン、クエン酸、ビタミン類、ミネラル類、サリチル酸塩、粘液質、精油
代表効果
肝機能亢進、抗炎症、収斂、浄化、強壮、消化管機能促進、緩下、利尿、解熱
こんな時に
消化不良、下痢、便秘、尿素感染症、発熱、貧血、リウマチ、関節炎、むくみ、歯槽膿漏、肌荒れ
おすすめ利用法
ハーブティー、ハーブチンキ、手作り化粧品
ハーブティーの味
草木のグリーンな香り。味はクセが無く、番茶に近い
カフェインの有無
ノンカフェイン

ワイルドストロベリーの栄養・成分・期待できる効果

ワイルドストロベリーティー

体の強壮・メンテナンス

ワイルドストロベリーの葉は鉄分・カルシウム・リンなどのミネラルとミネラル吸収を促進するクエン酸、フラボノイドやタンニンなどのポリフェノール、ビタミンB、ビタミンCなどを含み、身体の強壮に役立ちます。

貧血の予防・改善に

日本人女性の鉄欠乏性貧血の割合が高いことはよく知られており、貧血には至らないものの鉄欠乏の方も入れると女性の約半分が鉄分不足であるとも言われています。検査で貧血と出ない鉄不足状態でも、免疫力低下・集中力低下・疲れやすい・無気力などの症状は起こると言われており、自律神経失調症と思っていたら鉄不足(貧血)だったということもあるようです。

ワイルドストロベリーは鉄分が豊富で、鉄分の吸収を助けるビタミンCやクエン酸も含まれていますので貧血の改善に有効とされています。低血圧で朝が辛い方にも適していると言われています。葉緑素を含み血行促進作用のあるネトルや、クエン酸の豊富なハイビスカスティーなどとブレンドするのもオススメです。


消化器系の不調に

ビタミンやミネラルなどを豊富に含むワイルドストロベリーは消化器系の不調改善に有効とされ、特に葉・茎は下痢止めとして古くから利用されてきた歴史を持ちます。成分的に見ても収斂作用を持つタンニンが含まれていますし、そのほかに腸内粘膜の保護・便の通りを滑らかにする粘液質、便の固さを調節するペクチン(水溶性食物繊維)を含む事から下痢・便秘両方に対しての改善が期待出来ます。

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腎臓・肝臓の機能向上や強壮

ワイルドストロベリーの葉には、鉄・カルシウム・リンなどのミネラルが豊富に含まれているため腎機能の向上・むくみ解消に役立つお茶としても親しまれています。

腎臓を活性化させることで、肝臓の機能を高め体内の浄化(デトックス)にも役立ちます。水太りの解消はもちろんのこと、痩せにくい体質の改善も期待できるでしょう。肝臓の機能を整えてくれるのでお酒をよく飲む方にも適しています。


そのほかの働き

ワイルドストベリーには体を冷やす作用があり、風邪などによる発汗時の解熱に適していると言われています。冷え性の方や胃腸の弱い方はアイスで飲んだり、冷たい食べ物・飲み物と合わせて摂取しない方が良いようです。

またワイルドストロベリーは精神安定に良いと言われていますが、鉄分やカルシウムなど不足することで神経伝達機能が低下する成分が補えるためだと考えられます。


炎症の緩和・美肌作りに

炎症の緩和・改善に

ワイルドストロベリーは消炎作用を持つタンニンを含む事から消炎作用を持ち、リウマチや関節炎などの緩和に有効とされています。利尿作用と合わせて尿道炎や膀胱炎などの尿路感染症の予防や改善にも適してます。粘膜保護に役立つ粘液質を含むため胃腸や喉の炎症ケアにも良いと言われています。


肌の状態を整える

ワイルドストロベリーはビタミンCやポリフェノールなど抗酸化作用のある成分を含み、アンチエイジングにも役立ちます。また消炎作用・デトックス効果から湿疹など肌トラブルの予防や緩和に、鉄分などのミネラルも豊富なためくすみの解消や肌の新陳代謝向上などにも役立ちます。肌のコンディションが乱れやすい方などにもオススメです。


飲みにくいハーブティーのブレンドにも

ワイルドストロベリーティーは番茶のようなクセのない、日本人にとっては親しみのある風味です。また禁忌事項などもありませんので、飲みにくいハーブティーを薄めて飲みやすくするための「ブレンド要員」としても活躍してくれます。

マロウブルーのように見た目の楽しさはありませんが、味がある程度ありますので風味を調整する目的であれば適しています。またミネラルが豊富なので栄養補給用として他のハーブティーとブレンドして不足を感じる栄養を補給できるようなドリンクを作ってみるのもオススメです。

外用(飲食以外)で期待できる効果

スキンケアに

ワイルドストロベリーはタンニンやビタミンCなど収斂作用のある成分を含む事から脂性肌のケアに効果的です。またサリチル酸という成分も含まれており、角質層の柔軟化や殺菌効果がある事からニキビケアにも有効と考えられます。

ただし皮膚刺激を感じる場合があるので、ハーブティーや希釈したチンキを利用し、パッチテストを行ってから利用するようにしましょう。

果実部分について

ワイルドストロベリーの実を潰したものを皮膚の炎症や火傷に塗ると良いと言われています。

ワイルドストロベリーの注意事項

    通常の摂取であれば安全に摂取することができます。

ハーブティー

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投稿日:2015年11月10日
更新日:
制作:ボタニカル♪ラブ

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