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アイブライト

美しい目と視界を守る「視覚のハーブ」

目が輝くように綺麗になるという意味からその名がついたと言われている「アイブライト」。眼精疲労や眼病予防サプリメントでもお馴染みのハーブで、近年は花粉症の予防・緩和対策としても注目されています。目のハーブとして知られていますが、粘膜の保護・強壮にも役立つので喉や鼻の不快感にも利用出来ます。

画像:アイブライト(コゴメグサ)

 

アイブライトについて

基本データ

通称
アイブライト(Eyebright)
学名
Euphrasia officinalis
別名
小米草(コゴメグサ)、西洋小米草
花言葉
喜び、門出、献身
誕生花
科名/種類
ゴマノハグサ科コゴメグサ属/1年草
使用部位
葉・茎・根
代表効果
殺菌、抗炎症、抗アレルギー、粘膜強壮、収れん、血行促進
こんな時に
花粉症、アレルギー性鼻炎、眼精疲労、ドライアイ、目の痒み・痛み
おすすめ利用法
ハーブティー、ハーブチンキ、ハーブ湿布 
ハーブティーの味
干草のような香り、やや苦味があるがクセのない味

植物紹介

アイブライトはヨーロッパ原産のゴマノハグサ科の多年草で、古代ギリシア時代から目に良いことが知られていたハーブです。ギリシャ神話には盲目の少女が山で毒草に触れそうになった時に喜びの女神エウプロシュネが毒草を眼病に効く薬草に変えて彼女の目を治したという伝説もあり、アイブライトの学名(属名)はこの女神エウプロシュネ(euphrosyne)に由来しています。英名の意味もそのまま「輝く目」。

歴史的に見ても紀元前3世紀頃にはギリシャの学者・テオフラストスがアイブライトを眼感染症の外用の浸剤として処方していたという記録が残っています。中世になるとドイツ薬草学の祖と言われるヒルデガルドの紹介で広く知られる薬草の1つとなり、結膜炎・眼臉炎・ものもらいなどの外用治療薬として利用されます。
フランスでは「めがねの壊し屋(Casse Lunette)」とも呼ばれ、17世紀イギリスの植物療法家カルペパーは「アイブライトがもっと利用されていれば、眼鏡製造者の大半は商売できなかっただろう」との言葉を残しています。

現代でも「目に良いハーブ」としてよく知られているアイブライト、ここ最近は花粉症などのアレルギー性症状の緩和にも役立つとして日本でも人気が高まっています。ですがアイブライトによる洗眼などの外用利用はドイツのコミッションEは安全性や有用性が証明されていないとして承認していませんし、専門家抜きで行う場合は眼感染症のリスクもありますので個人での外用は避けましょう。

アイブライトの栄養・成分・期待できる効果

アイブライトティー

アイブライトにはイリドイド配糖体(アウクビンなど)と、フラボノイド類(ケルセチン、アピゲニン、タンニンなど)、ビタミン類が含まれています。
アイブライトの経口投与の場合、基準摂取量は乾燥したアイブライト草2~4gを1日3回とされています。

目・アレルギー緩和に

目の健康維持に

アイブライトには抗菌作用・抗炎症作用・収れん作用があり、結膜炎やものもらい、眼精疲労、充血、目やになど目の不調全般の緩和・改善に役立つとされています。ヨーロッパでアイブライトは視力低下を防ぐハーブとして古くから親しまれていました。

眼圧の調整や目周りのの筋肉の調整をする働きがあるとしてパソコンやスマートフォンにりよる目の酷使が気になる現代人にも支持されています。メグスリノ木、ブルーベリー(実)、カレンデュラ、コーンフラワーなどとのブレンドで相乗効果も期待出来ます。

アレルギー症状に

アイブライトに含まれているケルセチンはビタミンPと呼ばれるビタミン様物質の一つで、ヒスタミン放出を抑制することによる抗炎症作用があることが報告されています。またイリドイド配糖体のアウクビンも動物実験による報告では炎症の痛みを沈静化させるインドメタシンという成分と同等の抗炎症作用があることが報告されています。

これらの成分の複合作用によって花粉症などのアレルギー症状の抑制が期待出来ます。抗炎症作用は目に限って現れるわけではありませんし、アイブライトには粘膜保護・強壮作用もあることから、咳や喉の痛み、鼻水・鼻詰まりなどの緩和にも役立つと考えられています。

花粉症など予め発生時期が予想できる場合は、症状の出そうな時期の1~2ヶ月前くらいからアイブライトネトルエルダーフラワー、甜茶、エキナセアなどをブレンドしたハーブティーやハーブチンキを服用すると良いでしょう。

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その他の作用・効果

肝臓の保護に

アイブライトに含まれているアウクビンは肝臓機能促進・保護作用が期待されています。東洋医学では「肝は目を穿つ」のように肝臓と目は密接な関わりを持つ臓器と考えられており、アイブライトが目に良いと言われるのも肝機能の向上によって目の疲れや機能低下を改善するとも言われています。

頭をスッキリさせる

アイブライトは頭をすっきりとクリアにして、集中力や記憶力の向上に役立つと言われています。

外用(飲食以外)で期待できる効果

目のケアに

目の痒みや充血がひどい場合はアイブライトのハーブティーやチンキを水で希釈した液で目を洗眼するなどという方法もあり、昔は実際に行われていた治療法ですが、専門医などの監修なく個人で行う場合は感染症などのリスクが高いためお勧めできません。

外用として使用する場合も目(眼球)に直接触れさせるのではなく、濃い目に煮出したハーブティーやチンキをコットン又は布に含ませ、閉じた瞼の上から湿布として利用するようにしましょう。

アイブライトの注意事項

  • 糖尿病の治療を受けている方、チトクロームP450系により代謝される医薬品の投与を受けている方は医師に相談してください。

ハーブティー

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投稿日:2015年9月18日
更新日:
制作:ボタニカル♪ラブ

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