ボタニカル♪ラブ

ハーブ・生薬・スパイス…植物のチカラで日々を素敵に

マロウブルー/マルバフラワー

美しい色の変化も魅力的な「夜明けのハーブ」

マロウブルーは神秘的な青色から可憐な桜色への変化が楽しめるハーブティーとして人気です。粘膜を保護し炎症を抑える働きや、肌の乾燥や炎症のケアにも利用できるなど活用の幅が広く、扱いやすいことも魅力です。喉が弱い方、タバコを吸う方、カラオケが好きな方などにもおすすめ。

画像:マロウ・ブルー(薄紅葵)

 

マロウ(ウスベニアオイ)について

基本データ

通称
マロウ・ブルー(Mallow Blue)
学名
Malva sylvestris
別名
薄紅葵(ウスベニアオイ)、マルバフラワー(Malva flower)、ブルーマロー、コモンマロウ、ハイマロウ、錦葵花(キンキカ)
花言葉
魅力的、穏やか、温厚、柔和な心
誕生花
8月3・14日、10月28日
科名/種類
アオイ科ゼニアオイ属/多年草
使用部位
代表効果
去痰、抗炎症、収れん、粘膜保護、緩下
こんな時に
胃炎、腸炎、気管支炎、咽頭炎、咳・喉の痛み、膀胱炎、尿道炎
おすすめ利用法
ハーブティー、ハーバルバス、ハーブチンキ、湿布、スチーム吸引
ハーブティーの味
微かにフローラルな香りがあるが、ほぼ無味無臭

植物紹介

マロウは南ヨーロッパ原産のアオイ科の植物。ハーブとしての利用だけではなく、生の若葉と花はサラダに加えるなど野菜のように食べることも出来ます。
マロウと言うと薄紅葵(ウスベニアオイ、学名Malva sylvestris)を指すのが一般的ですが、広義でゼニアオイ属の植物全般を指す場合もあるため、区別してマロウ・ブルーやコモン・マロウなどとも呼ばれています。

マロウブルーは紀元前から食用されていたと考えられており、古代ローマ時代には薬用、料理用として家庭の庭にも栽培されるようになります。17世紀には医学の祖と称されるヒポクラテスが気管支や風邪に処方したという話もあります。またオペラ歌手が愛飲している美声のハーブや、モナコ王妃のグレースケリーが愛したハーブとしても知られています。

体への有能な働きもありますが、マロウブルーティーの特徴は入れたときは青紫色、酸を加えると桜のようなピンク色と、フランスでは「夜明けのティザーヌ(ハーブ)」とも呼ばれている美しい色味。見ているだけでも癒される、女性の支持が多いハーブティーです。

マロウの栄養・成分・期待できる効果

マロウティー(マルバフラワー茶)

粘膜の保護に

マロウブルー(ウスベニアオイ)の根や花には粘液質が豊富で、体内の粘膜を保護したり、傷ついた粘膜の修復を促す作用があります。

呼吸器系の不調に

咳・風邪・気管支炎などの呼吸器系の炎症を鎮め、喉の粘膜を修復する働きがあります。粘膜保護作用もあるので、日常的にタバコを吸われる方や、喉が弱い方の予防策としてもおすすめです。

消化器系の不調・便秘に

ストレスや暴飲暴食などで傷ついた胃腸の粘膜を保護・修復することから消化器系の不調にもマロウブルーは役立ちます。特に胃炎や腸炎などのケアに有効ですし、下痢が多い体質の方にも適しています。

また粘液質が腸内での便の通りを滑らかにすることから、便秘の解消にも有効とされています。マロウブルーの便秘解消効果は便をコーティングする点が大きいので、便秘が気になる場合は消化や血行を促進し蠕動運動を促進するローズマリーティーや、食物繊維が豊富なローズヒップティーなどとブレンドすると良いでしょう。

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その他の作用

目の疲れが気になる方に

眼の網膜にはロドプシンという色素体が存在し、光の刺激を受けると分解され再合成されるという、分解・再生を繰り返し行っています。しかし視機能が酷使されるとロドプシンの再合成が上手く行われにくくなり眼精疲労が起こります。
アントシアニンはアントシアニンはそのロドプシンの再合成を活性化させる働きがあり、眼精疲労の回復に有効であると考えられています。

マロウブルーの鮮やかなブルーの元となっているのはアントシアニン系色素のため、マロウブルー茶を摂取することでパソコンやスマホ・読書などによる疲れ目のケアにも役立つのではないかと考えられています。

マロウブルー茶の色の変化

マロウティーは絵の具を溶いたような綺麗な青色が特徴ですが、レモンなどの酸を加えることで青から桜色に変化する色味を楽しむこともできます。マロウブルーティー自体はほとんど味もなくブレンドしやすいので、キープしておくと来客時などにも活用できますね。

レモンを入れた時の色の変化はアントシアニン系色素がアルカリ性から酸性に傾くことにより起こるもので、逆に重曹などアルカリ性のものを入れると明るい水色になるようです。PH(酸性度)で色味が変わるため、鉄瓶などを使用する場合は青色が綺麗に出ないことがあるので注意してください。時間が立つと黄色味が強くなり、薄茶色になります。
マロウブルーティーの色を楽しみたい場合は水出しをすることでより鮮やかな青色が出ますし、色も長持ちします。

外用(飲食以外)で期待できる効果

スキンケアに

マロウブルーは粘液質を多く含み、スキンケアに利用すると肌の保湿効果が得られますので乾燥肌のケアに適しています。ハーバルバスしたりチンキで化粧水を作るなど幅広く活用できますし、乾燥が気になる場合はフェイシャルスチームや蒸しタオルもオススメです。

また肌の炎症などを緩和したいときにも有効とされています。ニキビや肌荒れなどにはハーブティーで蒸しタオルを作ると手軽でしょう。軽度の湿疹や虫刺されのケアにも有効とされています。

咳・喉のイガイガ感に

マロウブルーの粘膜保護作用は飲用しても効果が期待できますが、炎症がひどい場合やタバコ、カラオケで頑張りすぎた後など喉の痛みやイガイガ感が強い場合はハーブティーをうがい薬として利用すると痛みや不快感の緩和により効果的です。
炎症自体を鎮める働きもあるので咳が気になるときなどにも向いています。

マロウの注意事項

    通常の使用では特にありません。

ハーブティー

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投稿日:2015年9月1日
更新日:
制作:ボタニカル♪ラブ

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